ジャニーズ&ヴィジュアル系オタクの娘しかいない店
接客業が成り立たない?
痛いオタクだらけのキャバクラ
接客拒否
痛いキャバ嬢といえばメンヘラキャバ態やクスリ中毒だが、そんな痛キャバ嬢が集まる店はサイテーである。
店舗丸ごと痛いキャバ嬢で構成されている異常な店で黒服をしているというのはRさんだ。
彼の話を聞いてみよう。
「都心で小箱のグループ展開をしているMという店なんですが、実は店のキャバ嬢がほぼ全員がオタ、しかもジャニーズオタクやV盤(ヴィジュアル系バンド)オタクで構成されてる店だった。理由は、店側の女の集め方にあったからです。実は店の経営には都内の某指定暴力団が絡んでいるんですが、その組はチケットのダフ行為で大きな利益を上げている組だった。通常、キャバ嬢はスカウトやナイトワーク系の求人誌経由で面接に来るんですが、この店では、組がチケットを売った女の人脈を使って求人していた。つまり、全員がダフ屋のチケットを買ったことのあるコアなオタ女たちなんです」
そもそも追っかけ活動には、軍資金」が必要だ。
アイドルオタクに、キャバ嬢・風俗嬢率が非常に高いのはこのためだ。
オタクがキャバ嬢で何の問題があるのか、という意見が出てきそうだが、これが実際、客にとっては大いに問題なのだ。
「基本、早口で、人の話が聞けないコが多いんです。あと、トークが“俺様自慢。 なのはオタクの基本です。キャバクラでドレスコードが必要なのはウチぐらいってほど、服やドレスのセンスが最低なんです。メイクを取ると気絶するぐらいブサイクなのは置いといて、大問題なのは壮絶ないがみ合いです。ジャニオタとV盤の争いじゃなくて、それぞれ誰担(誰のファンなのか)かによっていがみ合う。要するに彼女らにとって、同僚は全員が敵。これほどチームプレイがゼロの店もないですよ」
彼女たちが営業中、お互いの自慢合戦で臨戦状態になることを隠語で「スイッチ」といい、スイッチが入るとヘルプを外すなどの処理をするという。
しかし、実際のところ彼女たちのバトルの本番は、帰宅後のネット上だ。
オタ系の掲示板でお互いがキャバ嬢であることを晒しあったり、前職を調べて「あいつは元デリヘル嬢だ」などと潰しあうのだという。
タレントのツアー地域の店に短期在籍する
「ブスがブスに「ブス」と言う光景を毎日見るのは、本当に苦痛。だいたい熱い追っかけは自分のTwitterアカウントを持ってるんで、誰それはどこのキャバ所長で元ソープ嬢だとか、そういう晒しをする。ソープ時代のプロフィール写真とか、どうやって発掘してきたのかわからないものまで噛すし。もしくは、晒されている被害妄想になって勤務中にいきなり泣き出したり怒り出したり。キャストの管理責任を問われる黒服としては、見えないところでのこうした内部抗争が一番怖いんです。店内で直接、バチバチやってくれるほうがよっぽど
気が楽なんですよ」
一方、Rさんの同僚のKさんもこう証言する。
「V系オタクのキャバ嬢は海賊版DVD製造機みたいなヤツも多くて、危ない。あと基本的に接客業を舐めてる。ビジュアル重視で、イケメンの客だとすぐに裏引きして援交しちゃうし、逆にブサ客に対してはとことん冷酷。小さいことで頑固になって客と口論になるのも基本で、タブーは当然、音楽論議。客の反論を聞き入れずに怒って帰っちゃった(笑)」
ちなみにタレントやミュージシャンのツアー中、「追っかけ休暇」が認められるのも、この系列店の特徴。
休暇どころか、メジャーグループの大きなツアーでは、関西の系列店に短期間、紹介入店させることまでする。
まるで旅ガラスだが、このクラスの女になると組のダフ屋のチケットの販売も手伝っているというから、筋金入りだ。
幹部とグルだからRさんのような中堅スタッフの言うことなど聞くわけもない。
黒服の苦悩は尽きないが、実はこの手の痛いキャバ嬢のいる店は、最近、規模を拡大しているという。
客の立場からすれば、絶対に行きたくない店であることは間違いない。
都内で発覚した、組織的な体験入店荒らしの実態
指名手配になった女たちが、犯した許されざる“罪とは
御法度
キャバクラ業界には「指名手配嬢」な女が存在する。
同僚や客から金品を盗む癖のある女や、店内で偽ブランド品を売る女、そしてノルマやペナルティを課されることがない、日払いの体験入店を悪用して複数店舗を回る「体入荒らし」の女……。
店側にとって大きな損害となるキャバ嬢のことだ。
昨年夏、都内某下町エリアで、とんでもない指名手配嬢が存在したという。
コトの発端は、ある店で働いていたキャバ嬢が実は都立高校在学中の16歳だと判明したこと。
黒服が問い詰めたところ、入店時の年齢確認に使った卒業アルバムと保険証は「先輩に偽造してもらったもの」とゲロったのだ。
「その先輩というのが、同じ高校の3年生のルカという体入荒らし、系列店や近隣の店から、要注意。 とお達しが出ていた女だった。こいつがなんと彼氏のスカウトと組んで組織的に保険証と卒業アルバムの偽造をしていたことがわかった。アルバムは実在する通信サボート高(通信制高校の卒業をサポートする民間校)のアルバムなけど、集合写真などをPCの画像修正ソフトで加工して作った巧妙なものだった。ところが系列店でそのアルバムを回し見たところ、さらにとんでもないことがわかったんですよ」
こう証言するのは、ルカの被害を被った店の黒服・Mさん。
地域の系列店でこの偽造アルバムを回し見たところ、写真に映っている女の中に、体験入店で見たことのある女が多数いたというのだ。
系列店が大混乱に陥ったのは言うまでもない。
「つまりルカと彼氏のスカウトは、未成年の少女らを集めて偽造アルバムと保険証を渡し、都内のあちこちの店で体入荒らしをやらせては上前をハネていたんです。確認できただけでも、女は10人はいる。もともと、年齢確認用の資料の偽造に強いスカウトはいるけど、そいつと組んで組織的な体入荒らしをしたなんて話は前代未聞。さらにルカの作った偽造資料で風俗店に入った未成年までいることがわかった。当然、その未成年風俗嬢もスカウトにバックマージンが払われてるわけだけど、これも通常の相場10%ってとこが20%になってるとか。警察に「未成年の雇用」で検挙される前に店側が気付いたからよかったものの、働いてる女を何人も失った店は大打撃です」
北陸の風俗店に送り込むスカウトキャバ嬢
ちなみにこのルカという少女は実家も高校も判明しているが、追い込まれる前に本人はスカウトと共に逃亡し、現在は行方不明になっているという。
さらにルカはなんと8人兄弟の末っ子で、4人の兄の内、2人がヤクザの組員で地元では有名な不良だったという。
さらに3人いる姉は全員、現役キャバ嬢なのだとか。
まさにサラブレッドというほかない。
ルカの場合、「業界内での指名手配」と「地域の飲食業界出入り禁止」という措置で話は収まったというが、彼氏であるスカウトだけは、さすがに地元のヤクザが血眼で捜しているという。
「ルカほどでなくても、地域で有名な指名手配嬢はどこにでもいるものです。例えば、新宿・歌舞伎町で働きながら、有望なナンバー嬢を銀座に引き抜くスパイ女のR。同じく引き抜きでは、歌舞伎町の底辺キャバ嬢をバンバン引き抜いて、長野や北陸の温泉街に風俗嬢として流すスカウトキャバ嬢のF。 2人ともまだ場所を変えて水商売の業界にいるんじゃないかな? あと指名手配嬢で一番多いのは、顧客やキャスト、男子スタッフや幹部の名簿・個人情報を盗んで流す女だね。ただし、ルカのやった組織的な体入荒らしというのは、実は一番、イイ線をついてる。そもそもキャバ嬢がデビューとか移籍する際に複数の店を体入するのは自然なことだから、荒らしかそうでないかの線引きが難しい。しかも、絡んでる女が全員未成年だから、そいつらを追い込むこともできない。シナリオとしては完璧なんですよ」(Mさん)
通っていた高校をぶっち切って逃亡中のルカは、果たして今、どこにいるのだろうか。
嘘、駆け引き、演技、恐喝……何でもアリ
恐喝してまで内定ゲット!就活キャバ嬢に潜む罠
就職活動
超就職氷河期と言われて久しい昨今、何としても内定をゲットしたい女子大生にとって、会社説明会やOB訪問よりも、はるかに情報収集にもってこいの場所がある。
そこは、サラリーマンの生の声を聞くことのできるキャバクラだ。
今、就活のホットスポットになっていると言うのは都内のキャンキャバ(キャンパスキャバクラ)で働くエナ(22歳)だ。
同店は現役女子大生の接客が売りだ。
「もともと就活に有利だって聞いて、キャンギャルのバイトをしてたんです。広告業界の人と知り合えるからコネ作りに最適だって。 でも、今はそっちの業界はどこも景気が悪いみたいで、セックスのお誘いはたくさんあっても、就職口を紹介してくれる業界人なんて皆無。そんなとき、友達がキャンキャバで知り合った会社員がいる企業の内定取ったって聞いて、速攻で私も店に入りました。3月後半に働き始めて5月末には静岡の会社だけど、秘書の内定をゲットできちゃった。キャバクラ就活はマジでオススメですよ」
キャンギャル時代に培ったノリの良さと、西野七瀬似の男受けする容姿を活かし、地方からの出張組に狙いを定めたのが勝因だとエナは自己分析する。
「店が東京駅の近くにあるから、お客さんの半分は地方の人なんです。今まで、接したことないような、すれてない大人が多くてビックリ。東京の業界人には通用しなくても、地方のオジさんには、ホットパンツからはみ出るお尻の威力は抜群だったみたい(笑)。デレデレしてるところに、間髪入れず「就叢活動はお金がかかるから、本当はヤだけどキャバクラで働いてる。死ぬ気で就活してるのにまったく内定が取れない。もう、東京なんて大嫌い」って嘘泣きする。すると、みんな親身になって相談に乗ってくれて、静岡や名古屋に本社がある中小企業の部長さんクラス3人が、本当に就職口を探してくれたんです。地方の人って、何故か東京のことが嫌いじゃないですか(笑)。だから、逆に東京にこだわらなければ、イケそうだなって思ったんです。私、東京出身なんですけど、親の田舎が岩手なので東北出身って嘘ついてましたよ(笑)。「震災で田舎に帰っても働く会社がない」ってのもポイントでしたね」
愛人契約、そして枕営業で体当たり!
出身地を偽装し、地方から遊びに来た純朴なサラリーマンを泣き落として就職口を得る……。容姿端麗な彼女だからこそ、可能だったフシはあるが、彼女の同僚にはさらに巧妙な手口で内定を勝ち取ったキャバ嬢がいた。
大学入学とともにキャバクラで働きはじめ、キャリアはすでに4年目という足立梨花似のユウカ(21歳)だ。
「私はいくら就職できても、地方に行くなんて絶対に嫌だから、東京勤務の会社にこだわってました。ただ、年々リーマン客の落とすカネが減ってきてたから、マジでこれは普通に就活してもムリそうだなって、2年生になった春頃から薄々感づいてましたね」
もともと銀座や歌舞伎町の有名店で働いていた彼女は、客の経済状況の変化を冷静に観察し、指名客の会社の中から安定株の就職先を2年がかりでリサーチしたという。
「不況だ何だって言っても、大手メーカーは接待費がそこまで下がらなかったし、堅いってのがわかったので、とある大手電気メーカーの部長職のAさん (58歳) に自分から色恋かけて、水曜日の愛人を月5万円で引き受けたんです。愛人価格としては激安だったけど、1年くらい愛人を続けながら、Aさんの親戚ということにして、子会社の採用担当のBさん(46歳)を紹介してもらった」
Bさんと知り合ったのを機に、キャンバスキャバクラに移籍し、素人キャバ嬢を装いながらBさんを何度か店に誘ったという。
「歌舞伎町のキャバ嬢じゃイメージ悪すぎでしょ(笑)。エントリーシート見せて真剣に就活の相談しながら、3回くらい店に来てもらった後に枕して「これで就職できるんですよね?」って泣きながら言ったの。相手も断るとどういうことになるか薄々、感づいたようで黙って領いてくれたんです。恐喝じゃないですよ(笑)」
笑って煙草を吹かすユウカは、来春からドライブレコーダーを製造する 企業で働く予定だ。
女子大生キャバ嬢は本職のプロキャバ嬢よりたちが悪いようだ。
2億円の詐欺被害を乗り越えてアイドルへ………
騙し合いの夜の世界に辟易?元キャバ嬢芸能界デビューの深層
詐欺被害
キャバ嬢から芸能人デビュー‼――というケースは意外に多い。
有名どころでは、Fカップの巨乳とポテッと厚い唇が人気のグラビアアイドルI・W、たびたび整形疑惑が飛び交う女優のS・Yなどは六本木の高級キャバクラの出身だと言われている。
彼女たちは元キャバ嬢を隠しているが、近年は小悪魔ageh などキャバ嬢向けファッション誌の人気などでキャバ嬢も認知されつつあり、元キャバ嬢をウリにしたタレントも少なくない。
その中に、人気アイドルグループに所属するHというアイドルがいる。
彼女は、六本木のキャバクラで働き、その美貌とスタイルでキャバ嬢たちの憧れの存在だった。
彼女の知人が語る。
「福岡県出身で、もともとはレースクイーンとして活躍。スタイルは抜群で、長身のスレンダーなスタイルからファッション誌の読者モデルもしていました。客からも指名が絶えず、彼女と飲みたい客が地方からやってくるなんてこともありましたね」
しかし、芸能界入りしてからは目立った活躍を見せていないH。
アイドルにとって元キャバ嬢という肩書きは、あまりプラスに作用しないのだろう。
カリスマキャバ嬢として相当額の収入があっただけに、なぜ芸能界に入ったのか疑問の声も上がっている。
実は、Hはキャバ嬢時代から実業家としての顔もあった。
キャバ嬢向けのサロンをプロデュースしていたのだが、ここで大きなトラブルに見舞われたのである。
これが、タレントへの転身を決意させたとも言われる。
Hの友人が明かす。
「Hはキャバ嬢のためになる仕事をしたいと考え、サロンの経営に乗り出したんです。でも、経営はズブの素人。そこで知り合いのキャバクラオーナーらを頼って、信頼できる経営スタッフを集めました。資金をほとんどHが出し、スタッフはオープンに向けて一丸となっていました。順風満帆に進んでいると思われた矢先、信頼していたスタッフの何人かが裏切ったんです。運営資金に充てられるはずだった2億円を持ち逃げしたんです」
これは、Hが芸能界入りする1年前の出来事。
その後、経営陣を一新。
新たなスタッフとともにサロンのオープンに漕ぎ着けたわけだ。
億単位の詐欺被害を乗り越えたカリスマキャバ嬢―。
メディアが飛びつきそうな見出しが立つ彼女を、芸能事務所がスカウトしたくなったのも頷ける。
芸能界転身の本当の理由は覚せい剤?
だが、わずか1年で2億円もの詐欺から立ち直れるものだろうか。
カリスマとはいえ、キャバ嬢が億単位のカネを捻出できるとは考えにくい。
そんなHの詐欺被害について、キャバクラ業界では少し違った伝わり方をしている。
キャバクラオーナー・J氏が実情を語る。
「億単位の詐欺被害に遭ったのは本当だけど、舞台はサロン経営なんてものではない。イリーガルな取引に絡んだもの、ズバリ覚せい剤がらみじゃないかと噂されている。Hが詐欺に遭ったという時期、歌舞伎町でシャブの大型取引をキャバ嬢に持ちかける男がいたんだ。客や同僚にシャブを売りつけるプッシャー嬢がけっこういてね。その男から大量に買うために100万円単位のカネを払っていたキャバ嬢もいたみたい。ところが、男はキャバ嬢からカネを受け取って消えた。中には、1000万円以上の詐欺に遭ったというキャバ嬢もいて、それがHではないかと言われているんだ。このご時世、キャバ嬢が2億円も持っているわけがない。2000万円が関の山。でも、シャブ購入資金を騙し取られたなんて言えないから、サロン
経営で2億円って言ってるんじゃないかな」
違法薬物の取引での詐欺ならば、被害届は出せない。
Hが経営資金を持ち逃げされたことを刑事事件化していないことからも、こうした事情があったのではないかと邪推してしまう。
「被害の内容は定かではないけど、多額のカネが一瞬にして消えたのは事実。夜の街では、この手の誘いは無数にある。そんな世界に、実害を被ったHは「もうコリゴリ」と思ったんだろうね。だから、1度キャバ嬢を引退して芸能界入りしたのかも」(前出・J氏)
水商売と芸能界。
どちらも闇は深そうだが、彼女がその闇に取り込まれないことを切に願うばかりだ。
ママキャバ嬢の一部に鬼のような極悪女がいた!
シングルマザーキャバ嬢の許されざる育児放棄の実態
母親失格
「キャバ嬢である以前に、人間として許せない!」
こう声を荒げるのは、3歳の息子を育てながら働く現役ママキャバ嬢のサトミ(25歳)だ。
許せない相手とは、サトミ同様、キャバ嬢をしつつ子供を産んだモモカだ。
だが彼女は“母、ではなく、モンスターだった。
「本当にヤツは人間じゃない。通信制高校で同級生だったモモカが最初に妊娠して子供を産んだのは17歳の時。でも、彼女の家は片親で生活が苦しかったから、育てられないってことで乳児院に赤ちゃんを預けたんです。でも、1週間後にあいつ、普通にクラブに逆ナンしに行ってたからね。まあ、まだ17歳だったし、仕方ないかもしれない」
それからモモカとサトミは18歳でキャバクラで仕事を始めた。
以降、モモカは19歳、21歳、23歳と2年に1回妊娠出産し、合計4人も産んだのだ。
しかも、最初の子を含め、父親が誰だかはわからないという。
「2人目以降、全部、客が父親でしょ。しかも子供は全員、首が座るか座らないかのときに、乳児院に預けちゃった。モモカまだ母親と一緒に住んでて、仕事も産む1か月ぐらい前から休むだけで、仕事はずっと続けてる。変なパトロンもいるから私より全然金回りもいいんだよね。母親は今、働いてないみたいだし、育てようと思え家で育てられるのに、何で捨てるのかな!」
モモカは精神に問題を抱えているわけではない。
サトミはママキャバ嬢として、「シングルマザーの子持ちキャバ嬢がみんなそうだと思われたらたまらない」と激怒する。
一方、同じくママキャバ嬢のリョウ(18歳)は、「鬼ママになるか、 溺愛するかの両極端」だと分析する。
「店と提携してる深夜型の託児所があって、ウチも親に預けられないときはお願いしてるんだけど、子供を迎えに来ないママキャバ嬢が結構いるの。迎えが遅れるんじゃなく、2日間、取りに来ないとか。信じられる?仕方ないから保育士さんが当直で面倒見ることになる。託児所も本当はこの手の母親は出禁にしたいけど、家で育児放案して死なせるかもしれない。だから、託児所は仕方なく利用料を倍にするくらいしか対策できない。逆に「お金払えばいいんでしょ」と開き直るらしいけど」
育児放棄した娘の部屋を開けてみると
託児所への引き取りは、早朝5時。
疲れ果てたナイトワーカーが集まるが、母親を見つけて走ってくる子供に抱きつかれないため、彼女たちは膝を立てた姿勢で座って迎えるという。
また、起きない我が子にビンタを食らわせ、強引に起こす泥酔ママキャバ嬢もいて、さながら児童虐待の見本市状態なのだという。
しかし、リョウによれば、もっとヒドいのは、自宅で子供を育てるママキャバ嬢だという。
最初は溺愛するのだが、疲れると虐待に変わるのだ。
ペットに飽きるかのごとく。
「今まで見た中で最悪だったのは、同僚だったリア(28歳)だね。最初は私と同じ託児所を使っていたのに「子供の扱いが悪い」と言ってスタッフと揉め、利用しなくなった。ところがその後、リアの指名客から直接、店に相談があった。「リアがホストと同棲をはじいたようだけど子供はどうなってるの?」ってね。店も本人に確認したら「家にいます」って言うけど、店長がピンと来て、部屋に行ったらヒドいことになってた」
部屋は腐ったピザの空箱に大量のハエが湧いていて、3歳になる男児がグッタリした状態で寝ていたという。
布団はオネショでカビが生え、黄色と青のマダラ模様になっていた。
「リアは週3回、家に帰っていたようだけど、子供の様子をチラッと見て、ホストの家に戻るという生活をしてた。子供のご飯は、玄関開けたままにして、ホストの家からネットのカード決済で出前を頼んでたって、結局リアの母親にも連絡したけど、誰も育てられないからって、最終的に施設に行きました。死ななくてよかった」
キャバ嬢をしながら子育てするのは、リョウやサトミのような覚悟がないとできないのだ。
男への恨み節とリストカット痕をブログに掲載!
客に弄ばれて精神が崩壊!店を潰す気狂いキャバ嬢
精神崩壊
キャバクラによって人生を狂わされるのは、何も客だけではない。
客とのトラブルが、店に思わぬ被害を及ぼすこともある。
埼玉県x市にあったキャバクラ「A」は、「客とのトラブルが発端で、閉店に追い込まれた」と、元店長のG氏(43歳)は話し、その事の成り行きを明かす。
「モモコ(当時21歳)は茨城から一人で出てきて、ウチで働き始めたんですよ。でも、3か月も経つと、同僚のコに誘われてホストクラブに通ったり、家賃12万円の1LDKに引っ越したり。うちの店は埼玉の外れでしたから、時給は1500円ぐらい。だから、明らかに自分の給料以上の生活をしていたんです。新人のコにはよくあることですけど、金銭感覚が狂ってしまったんだと思いますね。消費者金融から借金までしていたそうですから」
そんななか、モモコは「付き合ってくれ! 借金は俺が肩代わりするから」というちょいワル風の50代男性に出会い、カラダを許してしまう。
だが、そんなうまい話はあるはずがない。
まんまとヤリ逃げされてしまったのだ。
しかも、悲劇はそれだけではなかった。
「モモコは、その男の子供を妊娠しちゃったんです。「親には絶対言えない。それに、もしかしたら彼がこの店に戻って来るかもしれないし。だから、働かせてください」って、僕の前で泣くんですよ。あまりに可哀相で、そのまま働かせることにしました。今思えば、あのときクビにしていれば……って後悔してますよ」(G氏)。
その後、借金返済と中絶費用の算出のため、モモコは昼夜を問わず働き続けたという。
当時、唯一モモコから相談を受けていたという同僚キャバ嬢のカナ(23歳)は、彼女の異変についてこう話す。
「まったく寝てなかったみたいで、明らかに痩せ細っていって。私が喋りかけても、独り言をずっと呟いてるんです。「信じていたのに……。もう誰も信じられない。もう死にたい」って。それでも、店にはちゃんと出勤していたんですけど、接客中も心ここにあらずという感じで、ブツブツ独り言を言うようになった。お客さんも気味悪がっちゃって。勤務中のほとんどの時間を、待機所で過ごすようになりました。その頃から長袖の服しか着なくなったんです。真夏だったから、ちょっとおかしいとは思ったんですけど…」
リストカットの傷写真をTwitterに掲載
指名客は、一人もいなくなり、たまにヘルプで席に着く程度になったモモコ。
待機所で座っている間は、ずっと携帯電話をイジっているだけ。
もはやクビになるのも時間の問題と言われていたが、店長の温情でなんとか働くことはできた。
それがある日、店の常連客からとんでもない話を聞かされることに……。
「常連客と話していたら、「お前の店で、いつも待機してる女がスゴいこと、Twitterに書いてるぞ」って言われて。何のことかわからなかったんですけど、急いでモモコのブログをチェックし、愕然としました。そこには、「私は○○さんを許さない。ずっと、ずっとあなたを待っているわ」と、つぶやいてあり、さらに1週間ごとに1本ずつリストカットし、その傷で「正の字」を作って写真をアップしてました。しかも、ブログを遡っていくと、彼との出会いからの経緯だけではなく、なぜかウチの店名をはじめ、常連客やキャストの実名など個人情報がすべて書いてあったんです」(前出・G氏)
すぐに彼女をクビにし、Twitterも閉鎖。
だが、時すでに遅し。
Twitterはほかの客にも見られ、瞬く間に酔は広がってしまった。
その後、「あの店で女と深い仲になると、自殺する」、「顧客情報がダダ漏れ」、「客に捨てられた女の霊がいる」などが都市伝説のように広まり、しまいには「ワケありのヤバい女が集う店」となって噂になり、パタリと客足が途絶えてしまった。
そして、3か月後、「A」は閉店せざるを得なくなってしまったという。
「狭い町なので、一度悪い噂が広まると客は戻ってこない。同情して、しばらくクビにしなかったのが悪いんですが、まさか実名で客のことまで書いてしまうほど精神が破綻していたなんて。以後、キャバ嬢だけには同情しないように気をつけてます」(前出・G氏)
待機所で、暇そうに携帯電話をイジるキャバ嬢を目にするが、も しかしたら客への恨み事を書き綴っているのかもしれない。
料金が安いのにはワケがある..…
超激安キャバクラに潜む闇!在籍するコの8割はリスカ嬢
リストカット
今全国各地に点在している安キャバ。
ある程度の「安かろう悪かろう」は仕方ないが、中にはとんでもない店もある。
キャバ歴22年のA氏はとにかく安キャバが大好きだった。
しかし、1年前に超安キャバクラ「B」に行って以来、安キャバ恐怖症に陥ってしまったという。
その「P」は東京の郊外にあり、ワンセット50分で1500円と私が知っている中でも、破格の料金で遊べる超激安キャバクラでした。キャストの年齢層は20代中心で、けっこうかわいいコも多かったんです。」
店内は、照明と女のコの雰囲気が若干暗いという印象。
最初に席に着いたのは、現役大学生キャバ嬢のルイ(21歳)だった。
「あまり口数が多いコではなかったですが、顔も長濱ねる似でかわいかった。「人と話すのが苦手なんです」と、終始自分の手元だけを見て話している感じも美ゆかしい感じがして、嫌いじゃなかった。でも,そのうちテーブルの下で「ボリボリ」と音がして。なんだろうとって、テーブルの下に目をやったら、彼女が腕を思いっ切り掻きむしっていたんです。店内が暗くてわからなかったのですが、見るとリストカットの疵が手首から肘までびっしりと……」
さすがに「このコは危ない」と察知し、延長も指名もせずに、この日は帰ったA氏。
しかし、安キャバ熱は冷めやらず、翌月も同店に行くことに。
そして、次に席に着いたのは清純系のクミ(21歳)。
もしやと思い、手首を確認してみると、またもクリストカットの疵が数か所あったのである。
「ええっ?と思いました。安キャバって、リスカ女がこんなにもいるのか、と。でも、最初に会ったルイちゃんとは違って、クミちゃんは明るい性格。話もまあまあ盛り上がったので、指名してライン交換もしました。その日は帰ったんですが、これがとんでもないことになってしまって」
出会ってから3日後。
午前3時のことだった。
突然、クミからA氏にライン電話がかかってきた。
「「どうしたの?」って聞いたら、「今日、お店でイヤなことがあったの。これから、自分のこと傷つけちゃうけど、ごめんなさい」って。こっちは寝起きで何のことがわからなかったんですけど、彼女が自宅の浴槽で手首を切る画像を送信してくるんですよ。もうコワくなっちゃって、すぐ切りました。それから明け方まで10回は着信がありましたね」
それ以来、「B」には行かなくなったというA氏。
しかし、どうしてもクミのことが頭から離れず、店の前で客引きをしていた黒服に聞いてみると、驚くべき答えが返ってきた。
「うわぁ、マジっすか?あのコ、ちょっとでもイヤなことがあるとすぐリストカットしちゃうんすよね。しかも、そのカットシーンを人に見てもらうと安心するらしくて。でも、こないだ、手首を切りすぎちゃって大量出血で病院に運ばれちゃいました。もう店にはいないですよ。ウチにはそういうどこも雇ってくれないコ。が集まってくるんです。金額も安いし、そこは愛嬌ってことで(笑)」
残り2割のキャバもどこかしらに傷がある
また、この激安キャバクラ「B」に通った経験のある会社員・C 氏は。
「この店は“ワケあり女の吐きだめ。って、地元では呼ばれますよ。まさに水商売女の終着駅。リスカ女が8割で、あとの2割がリスト以外の傷がある女(笑)。一回、ホテルに連れ込んだ女は、リスカじゃなかったから「ラッキー!」と思って服を脱がせたら、お尻に大量の根性焼きがあったんです。それでも頑張って、バックで挿入したら、「お願い、お尻にタバコ押しつけて!スゴく感じるの」って。さすがに萎えましたね。安いからという理由だけで一時期よく通ってたけど、あの店は自暴自棄なワケあり女だらけ。ヤルのは簡単だけど、ヤバい女とのセックスほどコワいもんはない」
激安キャバクラには、激安な理由があるということか。
もし安さを感じて通ってしまったら、キャバ嬢を口説く前に、リストカットの有無だけは確認しておいたほうがいいかもしれない。