指名ってかぶればかぶるほどイイ。
お客さん、もっとしゃべりたいって思うからいる時間が長くなる。
自分がある程度人気出てきたら、それを心得てもらわないと。
お客さんを育てていかないと、いつまでたっても一定のレベルから抜け出せない。
それでお客さんが満足しちゃうから。
「今、あのお客さんと話すことないし、すぐに戻ってくるから」
って言って、他のお客さんを悪者にする。
「やだぁ、ずっとここにいたい。あのお客さんしつこいの。ストーカーなの。だからちょっと待ってて」
って言うと、
「オレがいないとダメだ、この子」
って思うでしょ。
お客さんが今日何時に来るってわかってて、その時間にいっぱい他のお客さんを呼ぶ。
なるべくお客さん重ねて重ねて、
「あっ、どうしよう。もう行かなくちゃ」
って。
それも「後引きテクニック」。
ひとつのところにいるの苦手だし、ネタもなくなるから疲れちゃう。
だから指名が重なってるほうが落ち着く。
バタバタしてると落ち着かない子もいるし。
でも、私たち、何人重なってもその人たちを長くいさせる目信があるもんね。
キャバ嬢にとってはオイシイ。 でも、男にとっては…
人気のキャバ嬢は指名が重なることもしばしば。
5分、10分話をしたかと思えば、別の席についてしまったり。
物足りないと思う客は、結局延長せざるを得ないのだ。
当然、時間が延びればキャバ嬢の売上になる。
一方、男はそうやっていいカモにされるばかりだ。
だからといって、女の子が客をないがしろにするわけではない。
客を満足させることができるから、客のほうも待つ気になるというものだ。
でも、男として、キャバ嬢とイイ関係になりたいのなら、黙って言われるままにしていてはいけない。
何度も言うように、どこかで見切りをつけたほうがいいだろう。
時間が経ったらフッといなくなってしまうとか、その反対に、女の子を快く別の席に送り出してやるとか、余裕を持って気の利いたことができなければ、売上に貢献するだけの客で終わってしまう。
指名が重なっているのは、イイ女の証拠。
そういう女の子をモノにできたら、男としての価値も上がるのでは。
「この子いける」
って思ったら、できる子を利用する。
自分のお客さんが連れをつれて来たらその子にも紹介するし。
自分が呼べなくても、その仲のいい子が「〇〇ちゃんに会いたい」
っていうことで、私のお客さんも引っ張って来てくれる。
できる子ほど、普段の人間関係や女の子同士のつながりを大事にするよね。
周りから反感を買っている子は、連係プレーできない。
すごく触るお客さんとかがいるときにその子を呼んで、
「私の○○ちゃん触らないで〜」
とか言ってもらうと結構助かる。
でもたまにミスキャストがあって、黒服ができないへルプをつけてくる。
そういうときは
「私のお客さん帰らせる気?」
って言って
「あの子つけてくれ」
って、仕事がやりやすい子をつけてもらう。
仲のいい友達、っていうよりも仕事仲間がほしい。
一緒にがんばろう!みたいな。
ちっちゃなお店だと、そうやって女の子をまとめていくのもナンバーワンの仕事。
「あの人はすごい」
って思われたら、みんなついて来てくれる。
自分の行動や態度でそれを見せていかないと。
どの子がついても、お客さんが満足して帰ってくれるようにしないとね。
連係プレーはお手のもの。 ただし、仲が良ければの話
女の子が集まると、たいていグループができたりして、もめごとやトラブルが起きてしまうものだが、キャバクラでは同志として協力体制を作っていくこともある。
同じ目的を持った人間というのは、強く結ばれるものなのだ。
そのためには普段から周りに気を使っておかなくてはならない。
たとえば、触りまくる客がいたとしたら、仲のいい子を呼んでもらってやんわり断ってもらうとか、お互い客を紹介するとか、持ちつ持たれつの関係を上手く続けていくことが、売上にもつながるし、店で生き残っていくコッでもある。
大きな目的は客に満足して帰ってもらうこと。
それが次の売上につながる。
内輪モメなんてしている場合ではないのである。
友達よりも仕事上のパートナーに恵まれたいと思っているキャバ嬢たちなのであった。

