男女の出会いを求めるサイトは数々あれど、最もホットなのが人妻系の不倫サイトだろう。
日常生活でもっと輝いていたい人妻が、女としての輝きを取り戻すべく、今日もスマホに向かっている。
刺激的な出会いを求めるのなら、積極的に参加しなきゃダメダメ!
毎日ン十万人の人妻が出会いを求めている!
たとえ結婚していても、いつも は恋していたい。
そんな女性に人気を集めているのが、インターネットの出会いサイト。
検索エンジンで「不倫」というキーワードでホームページを捜したら、実に3000近くもヒットした。
単純に考えてみて、これら全てのサイトに1日100人の女性からアクセスがあったとしたら、インターネット上の不倫地帯に、実に30万人もの女性が集まってきているのである。
30万人と言えば、ちょっとした都市並みの人口ではないか。
最近、不倫サイトを覗くことが、毎日の日課になりつつあるという智美さんは、その魅力をこう語る。
「ここに来れば、いろんな人たちが、ときめく出会いを求めているってことがわかるから嬉しい。日常生活で埋もれがちな女としての欲望を抱えているのは、決して悪い事じゃないって思えるの。結婚したから恋をしちゃいけないなんて、いったい誰が言い出したことなんだろうって」
ここに集まる人たちの全てが人妻だとは限らないが、それだけの女性が不倫の出会いを求めて集まる場所なんて、日本広しと言えども、ここ以外のどこにもないだろう。
はじめはネットの出会いでも、うまく行けばデートに持ち込んだり、その先のオイシイ思いにたどり着けるはず。
まずは彼女らの活動拠点と、なっているサイトを覗き、積極的に彼女らにアタックしてみることにした。
とはいうものの、実は人妻サイト童貞なもので、サイトデビューする前に人妻の心をつかむコツをその道のプロに伝授してもらった。
まずは、人妻と直接対話を交わすための時間帯。
人妻ということで、昼の時間帯がおすすめ。
旦那子供がそれぞれの職場学校などに出掛けており、主婦としてもっとも時間を持て余す昼1時~3時頃までが、人妻さんが集中しています。
後は、夜の旦那子供が就寝してからの時間帯。
夜1時から朝8時までの時間に備え、夜遅くに出没する準備をしてる人もいるらしい。
まったりとした昼食後のひとときは、人妻との交流を図るのに、最も効果的な時間帯らしい。
昼間は会社勤めで大変な場合は、帰宅後の時間帯を狙ってみた。
次に、タブーとなる事柄は4つ。
1 ラインID、電話番号、住所などのプライベート情報を無理に聞かないこと。
2 知り合って間もないのに「会おう」と強要しないこと、時間をかけてゆっくりと心を開いて、時間がたてば女性の方から誘ってくることが期待できる。
3 自己中心にならない事。
4 多数の女性を口説かない事。女性同士って以外と裏で繋がってるから相手にされなくなる。
タブーを犯さないように、ひとつのサイトで口説く人妻は1人。
その鉄則を守ってネットナンパを始めることにした。
まずは掲示板のあるサイトをピックアップ
一番最初の候補として狙ったのは掲示板のあるサイト。
ハッピーメール(登録無料)
不倫願望を抱く女性たちを中心に絶大な人気を集めており、毎日万単位のアクセスがある。
なかには1日で30万ヒットを記録した日もあるなど、数々の伝説も生み出している。
不倫のパートナーを求める男女が自己紹介を行って、気になる人にメールを送るという至ってシンプルなサイトだが、全体のページ構成が上品にまとまっており、不倫という恋愛が美しく見えてくるのが不思議だ。
女性が使いやすい、女性のためのサイトというだけあって、ネット初心者にも使いやすい工夫が随所に見られる。
女性に対するしつこい書き込みや、ストーキング的なメールを送りつけるなど、迷惑行為に及ぶ男性を排除するために、内部のプログラムも日々改良が重ねられているから、女性が安心して参加できるサイトとの評判も高い。
それだけに、メッセージを書き込む男性の数もダントツだ。
ワクワクメール(登録無料)
続いて、100万ヒットを軽く超 え、見た目も楽しいのがワクワクメール。
トップページだけでもかなり遊べてしまうのだが、何種類ものコンテンツが目を引く。
男性向けの実践的な情報も充実しているのが魅力的。
PCMAX(登録無料)
メニュー画面が使いやすいPCMAX
男性の利用者が多いような感じが少し気になったが、そういうところこそ女性にとっては穴場だろうと、穴狙いでチャレンジ。
コンテンツも充実しており、バツイチ、バッ2のための伝言板もあるので、この先、元人妻たちが集まる場として期待。
これら、掲示板のあるサイトで早速書き込みを行ってみた。
各サイトによって、書き込む内容は微妙に変えているが、基本的な内容は「はじめまして、生活にちょっとした刺激を求めています。まずはメールからはじめましょう」
という感じ。
しかし、この行動がマズイと気がついたのは、書き込みを終えて3日後だった。
掲示板に速効の出会いを期待してはいけない
そろそろメールが届く頃だと思ったのだが、どこからも返事がない。
さらに、超人気サイトの掲示板などは、新着順に情報が更新されていくことと、同じような目的を持った男が多いせいか、自分の書き込んだメッセージは、あっという間に過去のものとなってしまい、自分が書いたメッセージを確認することさえ、大変な時間と手間がかかってしまった。
男性専用の掲示板に書き込むということは、サエない男子校で女の子を待つようなもので、決して積極的な行動ではない。
男ばかりの集まりの中で目立つには、かなり魅力的なメッセージで自分をアピールしなければいけないのだ。
自己アピールができない男に、いつまで経ってもレスが返ってくるわけがない。
そこで作戦を変更し、男女を問わずに人が集まってくる掲示板と、交際相手を求める女性の掲示板に、積極的にメッセージを書き込むことにした。
約2日後、初めての返事が返ってきた。
相手は20代後半の人妻だとい!う裕子さん。
人妻サイトにデビューしてから約1ヶ月、今回どれだけのメールが彼女に届いたのかを尋ねてみると、
「他の人はわかりませんが、何十通もレスが返ってきました。2日間で80通くらいかな?この中から気に入った人を選ぶのって、結構大変なんですね。顔がわからないから、文章からどんな人かを判断しなければいけないし。中には気持ち悪いメールを送ってくる人もいます。全ての人に必ず返事を書いているわけではないんだけど、あなたとはなんとなく、メールのやりとりをしたいなって思ったので、お返事させていただきました」
嬉しい言葉だけど、その反面で女性も大変なんだと気付いた。
こちらは1人に対してメールを書いているが、受け取る側には数十倍のメールが届いている。
女性側の現状を知らずに、返事が来ないと落ち込んでもしょうがないようだ。サイト上ではあくまでも「女性上位」だということを、頭に入れておいた方がいいようだ。
自分の存在をアピールするためには、マメに書き込みを行ったり、女性が提示してきたことに、いかに誠実に応えてあげるかが、女性の心を捉えるコツだろう。
しかし、裕子さんとのメールのやりとりは、毎日行われているのではなく、週に1~2回あればいいくらいで、プライベートに関する話さえ、あまり進んでいるわけではない。
これから、裕子さんとのメールのやりとりが続いていけば、ナマの出会いも期待できるだろう。
早く会いたいという気持ちを抑えつつ、とりあえずはメール交換していくことにした。
掲示板を利用して女性と親しくなるコツを、あるサイトの管理人さんに聞いてみた。
「恋人募集の掲示板だと、1つの書き込みに何百というメールがいくので可能性が低いです。
あとは、コンテンツとして、テーマを持った掲示板に書き込みする事。
僕のサイトだと、恋愛相談にコメンテータとしてしっかりした意見を書き込む人は、人妻ファンが一杯つきます。もっとも参加しているのは、人妻さんだけじゃありませんが」(「某出会い系サイト」Sさん)
人気サイトの魅力は、集まってくる女性の多さ、しかし人妻の心をくすぐることができなかった・・
気になるコンテンツがあったら、当たって砕けろくらいの軽い気持ちで、積極的に参加すれば結果は必ず現れるはずだ。
しかし・・・
こうして2週間、人妻サイトのパートナー探しは、メール友達が1人増えただけ、という結果に終わってしまった。
裕子さんとのメールのやりとりは続いているものの結局、逢えないまま・・・
サイトの管理人さんから伺った人 妻サイトの遊び方のコツを思い出しつつ、自分の行動を反省してみた。
「これは人妻・不倫系サイト以外の出会い系サイト全般にも当てはまると思いますが、あからさまな「女性狙い」は絶対禁止‼人としての常識をもってメッセージをする事です」(「某出会い系サイト」管理人さん)
「当たり前だけど、「人妻はエッチさせてくれる」なんて勝手な思い込みは持たないこと。
完全な誤解です。
それにもとついて行動する限り人妻との出会いに成功しません。
だから、最初は神士的に対応して下さい。最初から「奥さんやらして」なんていえば一発でアウト。
ネットに限らず相手の置かれている立場と、自分がその相手にどのような行動をとれば、相手が受け入れてくれる可能性が高いかを考えれば、取るべき行動は分かるんだけどね。
自分の勝手な気持ちで行動してる人が多すぎるんじゃないかな?。
ネットだと相手が分からないからこそ、しっかりした対応が不可欠。
ネット通性がある人は当たり前の様にそれができる人。
適性のない人は、分からない人だから、自分勝手ができると思ってる人です」(「某出会い系サイト」管理人さん)
実際に人妻と会う、ということに重点を置きすぎて、メールやチャットのNGで焦ってしまったのも確かだ。
そうした行動のひとつひとつが、相手にとっては困った存在に見えたのだろう。
いったいどうすれば、人妻の心を捉えられるのだろうか?
「僕が普段人妻さん及びサイトに集まってくる男達に言っているのは人妻さんは輝く為の場を求めているって事。だから僕のサイトはそれができるように男女共に協力してねって感じで運営してる。要するに日常に埋もれてる主婦という立場から、男達にちやほやされる人妻の立場に変えてしまい、その楽しさを作ってあげた男に人妻さんはなびいてきますよ」(「某出会い系サイト」管理人さん)
人妻は、刺激やときめきを求めて、不倫サイトに集まってくる。
たとえ野獣のような下心を持っていても、まずは彼女たちの心に寄り添ってあげることが、人妻を攻略するための第一歩かも知れない。