現役カリスマキャバ嬢や、キャバ嬢出身のタレントがテレビや雑誌などで活躍している昨今。
彼女たちが手掛けるプロデュース商品は、年間で数億円の経済効果があると言われ、若い世代からも「将来やってみたい職業」として支持され、キャバ嬢になるコは日増しに増え続けている。
しかし、そんなブームを逆手にとり、無知な新人キャバ嬢を食い物にする「カマキリキャバ嬢」が存在する。
新人をだましてAVへ!極悪キャバ嬢の実態とは
「将来の夢は雑誌モデル」と憧れを持ち、鹿児島から上京してきた絵里奈(18歳)は、芸能人のスカウトも来ると噂の六本木にある高級キャバクラ「0」で働き始めた。
そこで「自称モデル」のキャバ嬢・彩花(26歳)と出会ったという。
「上京したばっかりで、右も左もわからない私の面倒をよくみてくれました。雑誌モデルをしているっていうことだったので、将来の夢の相談をしても、すごく親身になってくれたんです。そうしたら、
「今度雑誌の仕事があるんだけど、やってみない?」
って言われ、嬉しくてすぐにOKしました。でも、当日まで何の雑誌なのか教えてくれなくて、いざ仕事現場に着いたら、どう考えてもエロ雑誌の裏に載りそうな広告の下着モデルだったんです。戸惑いはあったんですけど、彩花さんに
「私も、最初は同じようなことやってたんだよ。どんな仕事でも勉強になるから」
って言われ、その日は我慢してやりました」
モデルのギャラも特に支払われず、仕事終わりにファミレスに連れて行かれた程度。
それからというもの、彩花の「モデル仕事の幹旋」は続いた。
「細かい内容は一切教えてくれなかったので、不信に思って断り続けてたんですよ。そしたら、同僚のコからとんでもない話を聞いた無んです。それは、私と同じように
「モデルの仕事があるよ」
って言第われて連れて行かれたコがいて、それが完全にAVのパッケージ撮影だったとか。そのコは、撮られて発売されたあとに気がついたそうです。ギャラは、彩花さんがほとんど持って行って、そのコは1万円しか支払われなかったみたい。泣きながらそれを訴えても、彩花さんは
「撮られたアンタが悪い」の一点張り。結局、そのコは店を辞めちゃったそうなんです。その話を聞いて、あの写真は何に使われるのか……。本当にコワくなって、すぐ店を辞めました」
新人キャバ嬢をルームシェアに誘う、本当の狙いとは?
カマキリキャバ嬢の被害報告はほかにもある。
上野のキャバクラ「U」で働く星亜(28歳)は、上京したての新人キャバ嬢に
「一緒にルームシェアしない?」
と誘い、部屋に住まわせることで家政婦同然かそれ以下の扱いをするという。
その手口を星亜の同僚キャバ娘である涼夏(25歳)が告発する。
「上京してきたコって、まず最初は店の寮をススメられるんだけど、
「寮に入ると家賃もったいないよ。スタッフが同じマンションの別フロアに住んでるから、ずっと監視されてるみたいだし」
とか適当なことを言って、自分のマンションに引き入れるんです。家賃ももちろん取ります。大体5万円ぐらい。一見、面倒見の良さそうな感じだから、信じちゃうのかもしれないね」
あくまでも最初は優しい先輩を演じる星亜だが、1か月ほど経つ話と本当の顔を見せ始める。
「まず、自分に都合のいい家政婦のようにコキを使います。炊事や洗濯から、家事全般を押し付けてやらせる。家賃はちゃんと払わせてるクセに、
「東京では先輩の世話は基本だから」
とか、完全に付き人扱い。さらに、自分のキモ客のアフターケアまでさせるんですよ。彼女は客に対する色恋営業がスゴいから、トラブルになることが多々あるんです。そこで、付き人扱いの新人キャバ嬢にアフターケアに行かせる。
「このコなら、好きにしていいから」
って客に吹き込んでヤラせたり、ストーカー化した客の相手をさせたり。そこまでさせておいて、使い勝手が悪くなったらすぐポイ捨て。この前も、一緒に住んでた新人が急に辞めちゃって。星亜に理由を聞いたら
「全然わからな~い」
って。もうやりたい放題ですよ」
先輩キャバ嬢とルームシェアしている新人キャバ嬢がいたら、すでにカマキリキャバ嬢によって、蝕まれているのかもしれない。