ネット上いたるところにある掲示板。
そこには今時のふつうのまともな女どもが巣くっている。
そこにターゲットを絞り込み、恋愛メール作戦をぶつけてみたら結果はどうなるだろうか?
ネットの世界にはいたるところに掲示板なるものがある。
この掲示板ってもの、本来は誰もが自由にコメントを書き込んで、不特定多数の人々と交流を図ることのできる、インターネットならではの便利なツールってことだったんだが、時にはこが論争の場になったり、誹謗中傷・罵詈雑言が飛び交う修羅場と化したりと、なかなかに大変なものでもあるんだな、コレが。
で、肝心の出会い系サイトの場合、この掲示板っつーものは、そんな話とはまた別種の、めくるめく世界を夫現してくれちゃってて、もう。
ハイ。
大変なワケなんですよ。
今回は、そんな出会い系サイトの掲示板にメル友募集のメッセージを出しているオンナどもに向け、無差別メール攻撃を敢行してみた。
さて、どんな結果が待っているのか。
ふつうのメールをふつうのオンナに出す、そして出た結果は?
今回オレがメール攻勢をかけるに当たってターゲットとしたのは、とにかくなるべく普段からオンナの書き込みが多いサイト。
掲示板自体が半分死んでいるようなところよりは、一度に多くのターゲットを狙える活発なサイトの方が、こちらとしてもお仕事し易いってもんだ。
そんなワケでいろいろと物色した挙げ句に辿り着いたのは、以下の3サイトの掲示板だった。
・PCMAX
・ハッピーメール
・ワクワクメール
ということで、これらの掲示板をターゲットに愛のメール攻撃(笑)を開始してみた。
おっと、その前に断っておくが、オレは決してネットナンパの常連でもないし、特にメール恋愛の経験が豊富なオトコってワケでもない。
単に自分の頭で常識的に(?)考えて行動した結果がこれだってことをよく理解して欲しい。
だから人によっては、こんな成果じゃまったく満足を得られなかったりもするだろう。
だけど今回オレが狙ったのは、いかに多くの返事をゲットするかってことではなく、「ふつうのメールを出したら、ふつうのオンナたちからどんな反応が返って来るんだろ?」ってことだったんだな。
今、巷には「メールの書き方」やら「ネットナンパの仕方」なんて大層な指南本が盛んに出回っているようだが、いつまでもそんなものに振り回されているようじゃ、結局自分の力でオンナをゲットすることなんてできやしない。
そりゃそういった本にだって、多くの真実が含まれているだろうし、そのテクに従う方がメール返信の確率も高くなるんだろう。
だけど、そんな付け焼き刃の作戦ででっち上げたメールをやりとりして、実際に会う段になったらどうする?
アドリブは利くのかい?
その時はまた別のマニュアル本に当たるか?
いい加減、自分の頭で、自分なりの方法論を構築していった方が、よほど自分の為にもなるし、いいと思うがね。
オレは。
その境地に達するまではいいとして。
ま、これはオレの考え方だから、そう思わない人は、そのままのやり方を続けてもらえば結構なんだけど。
と、前置きがやたらと長くなっちまったが、今回オレが手当たり次第、無差別にバラまいたメールの内容はこんな感じだった。
○○さん、はじめまして。
○○の掲示板を見てメールを出しました。
女性の掲示がいっぱいある中で、○○ さんの、○○好きなところにピンときちゃったんですよ。
ボクも○○は、けっこう・・・(中略この変は個別に対応して書いている)
えーと、図々しいですが、ボクの自己紹介もさせてもらいますね。
ボクはフリーでライターをやっている47歳です。
今は東京の下北沢に住んでいます。
ライターなんていうと、知らない人 はすぐに「マスコミだから面白そう」とか思うらしいのですが、実は大変なことの方が多くて、世間で思われているよりよっぽどブラック企業的な仕事なんですよ(泣)
まあ、そんな泣き言はいいとして、 趣味はスポーツ全般(やるのも観るのも)で、特にサッカーが好きでJリーグの試合もよく、観に行きます。
学生のころは野球やラグビーなんかもやっていました。
そこそこスポーツマンだと思いますよ。
それから、映画や音楽も大好きです。
映画はヱヴァンゲリヲン。
音楽は幅広く何でも聴くのですが、特に好きなのは古いロックとかテクノ系です。
本を読むのも好きなんですが、仕事が忙しくて最近あまり読めなくなっているのが悩みの種です。
ライターなのに …。
ストレスが溜まったら、いい年してクラブに踊りに行きます。
ひと晩踊り明かせば、たいていのイヤなことは忘れられますよ。
もしこんなボクに興味を持ってくれたら、メール友だちになってもらえませんか?
○○さんとメール交換できるのなら、仕事を放りだしてでも返事書きますので(笑)。
じゃあ、いいお返事待っています。
まあどうせデタラメなんだから(笑)、どんな作戦をとってもよかったのだが、どうせならできるだけ現実的なモデルにした方が、より多くの人の参考になるかなってことで、今回はこんな感じにしてみた。
いきなり青年実業家とかいうよりはいいでしょ?
ポイントは、体育会方面の志向と文化系方面の志向が同居してるってこと。
これだと、どちらか片方にでも興味を示してもらえれば、その後の展開は楽になる。
仮に相手のコが文化系方面で引っ掛かってきて、体育会方面の話題はてんでダメだったとしても、その後の話の運び方しだいでワタシの知らない世界を見せてくれるステキな人なんて感じにも持っていけるのだ。
たぶん (笑)。
実はこの設定、けっこう(どころかかなり?)自分に近いところもあるんで、これで1通も返信がなかったら、モロにショックを受けちまうのとこだったんだけどね。
実は。
これを、先述のとおり活発そうな掲示板のみに的を絞って送りまくった。
送ったのは全部で42通。
そして肝心の返信が舞い込んだ数だが、9通。
打率2割1分4厘。
ウーン、割合的にはどうなんだろうか?
野球ならとっくに2軍落ちって感じの数字だが…。
なにぶん初めての経験なだけに、多いのか(ま、それはないよな)少ないのか、あるいは誰がやってもこんなものなのか、判断の下しようがない。
まあ自分としては、1通でも戻ってくれば御の字だと思っていたところに9通も戻ってきたわけだから、イヤな気はしなかった。
どころか、正直言うと少し嬉しかった。
いや、ホントはかなり嬉しかった。
返信メールが1通増えるごとに、スマホの前でニヤついてたしね。
返信されたメールの内訳について、は、表を参照して欲しい。
ごらんの通り、全体的に低調 (笑) なのだが、これはセカンドメール以降の、こちらの運び方にも問題があったように 思う。
というのも、返事をくれた中でひとり、オレ的にお気に入りのコがいたこともあって、徐々にそのほかのオンナに対してのメールがおざなりになってしまった感があったのだ。
普段からオンナに対して八方美人的に振る舞うよりは、ピンポイントで深く食い込むことを狙うオレの癖がモロに出てしまった格好だな。
だが、慣れないことをやった結果、すべてを獲り逃してしまうよりは良かったのではないか?
何せ今回のテーマは「自然体でいかにゲットするか」だからな。
アレ、言ってなかったっけ?
実はそうなんだよ(笑)。
オレのメールに返事をくれたオンナたち
○=現在も継続中 x=すでに消滅
[supsystic-tables id=2]
マジな恋愛への発展も?
ハマってしまったえみとのメール交換
そのお気に入りのコというのが、えみだ。
えみは最初から、こちらの設定に敏感に反応してきてくれた。
こんな具合に。
○○さんはじめまして。メール送ってくださってありがとうございました。
わたし、今回初めて掲示板にコメントを載せてみたんですが、こんなにたくさんの人からメールをもらうとは正直思っていなくて、ちょっとビックリしています。
でもいちばん興味を持ったのは○○さんのメールでした。
趣味、とっても多そうですね!私も趣味は幅広い方で、スポーツも好きだし(私は観る専門なんだけど)、映画も大好きです。 エヴァンゲリヲン好きな人なんて、あまり周りにいないのでちょっとビックリしてしまいました。
(後略)
いやあ~オレってナンパ師やのお ~(感涙)。|
少しはでっち上げ部分もあるとはいえ、基本線はそのまま自分なだけに、こう返されるとどうにも……。
というわけで、私、惚れました。
えみに、って早過ぎか?(笑)
や、でも冗談抜きで、えみとはその後もいい感じのメール交換を続けている。
現時点で6回。
まだ「逢おう」とか「ラインID教えて」とかそういう展開にはしていない。
何しろ彼女はこっちの核心部に触れて引っ掛かってきたわけだから、こちらとしても、そうそう簡単に逃げられることはないだろうと踏んでいるわけだ。
あと、オレ自身マジになりつつある (笑) ところもあるので、簡単にヤリ捨てとか、そんな状況は作りたくないんだな。
それに今の状況だと、近々えみの方から「逢いたい」って言い出すに違いない。
というか、すでにその兆候はバシバシ出てきている。
「基本的にエッチ目当ては許せない」とも書いていたオンナがだよ。
いやあ、溜まりませんなあ、こういうのは。
先に相手から「好き」と言わせる。
これが恋愛の醍醐味だね。やっぱり。
あ、いちおうこちらのラインIDはすでに通知済みで、えみの声は確認してあるからね。
たぶんオンナだろう(笑)。
そのほかのオンナたちだが、すでに書いたように、オレのやる気がえみに集中した弊害で、セカンドメール以後は軒並み店じまい。
もうひとりだけかろうじて残っているのが27歳の人妻のかな。
こっちは若妻とはいえ、いちおう人のモノだからなあ。
たぶん逢えばすぐにでもヤれるんだろうが(これが今まで残っている最大の理由ではあるんだが)、何となく怪しい雰囲気を感じているので、ちょっと躊躇しているところだ。
逢っていきなり「私を奪って逃げて!」なんてことになったらシャレにならんでしょ?
考え過ぎッスかね?(笑)
たぶんそのうち、何かいい逃げ口上を思いついたところで「逢おう」と切り出すことにはなると思うけどね。
まともなオンナとまともな展開の後感涙とともに。喰う。
さて、今回の実験で分かった結論としては、上手く方向性さえ合えば、ネットのオンナとはどうにでもなる。ってところだろうか。
やっぱり傾向として、ネットにはまともなオンナが多い。
極まともなんだが、何となく彼氏がいないとか、出会いのきっかけがないだけっていうようなオンナたちが、ウジャウジャいるような気がするんだな。
たぶんこの考え、まんざらハズレてはいないと思うんだが。
だからネットでのもっとも確実な方向としては、まともなオンナを相手にまともな恋愛(フリでもいいんだけど)をするってことなんじゃないだろうか?
いや、そりゃ、まともなオンナといきなりHを目的に逢うってのも魅力的なんだけど、それだけを目的に掲げていると、確実に何割かのオンナは脱落してしまうワケで..。
だからそういう意味で、もっとも多いであろうオンナの層に向けて、もっとも期待されている行動を示してあげるっていうのが、案外手っ取り早いのかな、と。
そう思うんだな。
もちろんその作戦遂行の為には忍耐が必要だ。
即喰いはしないってだけで、何れ喰おうとしてることには変わりないんだし、その気持ちを上手に抑えて、ふつうっぽい恋愛の先に喰いを実現させる。
ちょっとガマンが効くオトコでないとムリかもな。
でも、あえてそれを狙ってみるのも面白いんじゃないだろうか。
プロセスを楽しむ余裕がある人だけにしか通用しない話なのかも知れないん だけどね。