娘を働かせ、稼ぎをすべて持っていく鬼母たち
母と娘が在籍する親子丼キャバ、その悲惨すぎる裏事情!
虐待母親
地方のスナックでは母娘で切り盛りしている店は珍しくないが、キャバクラ業界でも、ごく稀に母親と娘が同じ店や系列店で働いているケースがある。
黒服たちはそれを「親子丼キャバ嬢」と呼ぶが、こうしたケースを複数見た、というのは北関東の某県のキャバクラの経営者・S氏だ。
しかし、決してほのぼのするような話ではない。
「支え合いの美談なんかあるわけないじゃないですか。一種の虐待なんですよ。だいたい親子丼キャバ嬢は娘が年確(年齢確認)を誤魔化していて16~19歳ぐらい、母親が30代半ばという組み合わせがほとんど。たぶん「あんたを水商売でここまで育ててきたんだから、水商売してこれからは私を食わせなさい」というケースが多いのでは。娘側は、やりたくてやってるコは一人も見たことないですね」
現在、S氏の経営する駅前店に所属するヒカル(母・36歳)とチナッ(娘・18歳)の場合、実の親子だが、店の給料は全額、ヒカルが受け取っており、チナツは指名もそこそこ多い中堅ポジションにありながら、月々5万円しか母親から渡されていないのだという。
「ヒカルはソープやストリッパーまで経験した、筋金入り。で、AV出演経験もあるらしい。実は今も人妻モデルとしてエロ本に出てるみたい。とにかくベッピンなのは認めますよ。娘のチナツも今風のギャルですごくかわいいんですけど、性格が弱くて完全にヒカル の奴隷というか、言いなりのロボットです。中学時代から着エロ系の個人撮影会やDVDのモデルをやらされていて、中学卒業したらヒカルの友達がやってるスナックでバイトやらされ、18歳でキャバビュー。女を売って生きていく英才教育を受けてきたって言える。ヒカルは本当に鬼のような女で、多分、今後は風俗やAVでも稼がされるんじゃないかな。チナツの口癖は「ママがいいって言うならいいや」なんで。人の家のことに首突っ込みたくないけど、あまりにも可哀相だよ。チナツに彼氏ができたら、カネ渡して高飛びさせてあげたいんだけどね……」
母がヤクザに頼み、娘の彼氏を……
S氏の語尾が濁るのは、以前に同じようなケースで母親からの独立を手助けした18歳のキャバ嬢・ニナのことがあったからだ。
「ニナの母親・エリは37歳で、ニナが在籍する店と同じテナントビルにあるミニクラブで働いていたんだけど、カネは全額、エリが徴収していた。それどころか、ニナにミニクラブの客をあてがい、小遣いまで奪ってた。客っていったって50前のオヤジで、しかももともと、エリのパトロンだったようなヤツだから、本当の「親子丼」だよ。あんまりにもかわいそうだったんで、ニナがキャバの黒服とデキたとき、独立資金を黒服に貸してエリと縁切りさせようと思ったんだけど、これがとんでもない大事になった..…」
エリも40歳手前まで水商売一本で食ってきた女だ。
コロっと騙されるような女ではなかった。
彼女は、なんと付き合っていたヤクザに相談したのだ。
「不良の人脈がハンパないんだよね。それでニナに彼氏ができたって気付いた時点で、付き合いのあるヤクザを3人集めて、その前に彼氏を呼び出して正座させ、面接とは名ばかりのイビリをはじめた。「あたしの娘の彼氏になるなら、組入って墨ぐらいビッと入れてこい!」って恫喝したらしい。オヤジと援交させてピンハネしてたくせに」
その後、何人かの彼氏が同じ目に遭っては消えていったという。
さらにニナと彼氏をS氏や店の従業員が支援していたことを知ったエリは激昂し、組員と共に店に怒鳴り込んできたという。
ニナはその後、店を辞めさせられ、母親と同じ店で働いているのだという。
なんとも悲惨な話だが、S氏さんによればこうした親子丼キャバ嬢は地方に行けば行くほど増えるのだという。
「栃木県のA市には母娘が三組いるラウンジがあるらしい。仕事の少ない、貧しい田舎だと、娘に水商売をさせて食っていく感覚が当たり前なのかもしれない。で、どうせ働かせるなら、自分が出入りしてる店がいいと思うんでしょう」
がこうした光景が、GDP世界3位のニッポンで起こっているとは、誰が想像できようか。
小型犬を飼うキャバ嬢急増の裏にある。地獄
飼育放棄、そして犬殺し……。キャバ嬢ペット虐待の実態
人間失格
あるネットのアンケート調査では、ペットを飼っているキャバ嬢はなんと60%以上にのぼるという。
昨今、夜の繁華街には当たり前のように深夜営業のベット店が存在する。
「確かにキャバ嬢といえばロングコートチワワ、ミニチュアダックス・・・その他、人気の小型犬種を飼っている印象が強いが、「犬は通常10年以上は生きますが、10年以上同じ犬を飼っているキャバ嬢を見たことがない」
と言うのは、都心の某歓楽街近くのサロンに勤める女性トリマーのFさん。
場所柄、キャバ嬢の客が店の売上の3割以上を占め、ホストなどを含めると全体の8割が夜のお仕事をしている人たちだとか。
しかし、物言わぬ動物の体を直で触れてきたFさんは、恐ろしい経験をたくさんしてきた。
「キャバ嬢の犬への虐待がヒドい。彼女たちが飼う犬の平均寿命は、通常の半分じゃないかな。殴る蹴るの虐待だけじゃないですよ。例えば生後1年ぐらいの小型犬の場合、「大きくなってほしくないから」と、スポーツ飲科しかあげないとか、極度の食事制限をする。そんなことすると内臓も骨も成長しません。成犬になっても普通のご飯が食べられなくなる。生きても3~4年くらです」
この程度ならまだ序の口かもしれない。
基本的に、キャバ嬢はマンション住まいが多いので、鳴く犬種は鳴かない躾をするのではなく、声帯を手術で取ってしまう。
また、食事制限の逆で過剰に餌を与え、肥満や肝機能障害を起こしてしまうケースも多い。
肝不全を惠った犬を見たFさんが飼い主のキャバ嬢に聞いたところ、「毎日、松屋の牛丼を食わせていた」と答えたとか。
これを虐待と言わず、何と言おうか
「「無知」で済むならまだマシですよ。ヒドいのは、確信犯的な場合です。例えばペットホテルに預けず、餌と水だけ置いて一週間、海外旅行に行ったりするキャバ嬢も多い。あと毎年、春になると新しい子犬を買ってくる30代のキャバ嬢がいます。「大きくなる前が一番かわいいんだよね〜」とか言ってるけど、多分、毎年、絶食か毒を食わせて殺してるんですよ。というのもその女、近くのペットショップとかに「犬が死んだらどうすればいい? 区の清掃センターで焼却してくれるって本当?」って聞いて回ってたんです。毎年、子犬を買って、毎週トリミングに連れてきて、でも1年経つと殺める…。いったい、どういう神経してるんでしょうね」
背筋の凍るような話だ。
毎年、新しい犬を連れてくるキャバ嬢
しかし、こうした「犬殺しキャバ嬢」は彼女だけでなく、毎年新しい犬を連れてくる別のキャバ嬢が「私は子供を産んだらきっと虐待しちゃうから、犬でいいの」と言ったのをFさんは忘れられない。
「実は私自身、トリマースクール時代は、学費をキャバクラで働いて稼いでいた。だから、私もキャバ嬢が犬を好む理由はよくわかるんです。猫じゃなくて、犬なんですよね。犬ってどれほど酷い虐待をしても、それこそ殴る蹴るを繰り返しても、飼い主を信じて愛らしく尻尾を振り続けるでしょ。男や客に裏切られても、犬だけは私を見てくれる、頼ってくれる、裏切らないって。キャバ嬢にとってこんな癒しはない」
どんなに放置しても、どんなにヒドい飼い方をしても、忘れたよかうに懐いてくれる。
こんなに都合のいいパートナーもない。
「平日の昼下がりに都内のドッグカフェに行ってみてください。客の半分はキャバ嬢ですから。キャバ嬢がオーナーのワンちゃんはだいたい、ものすごく躾が良くておとなしいんだけど、上目遣いでオーナーの手足の動きをよく見ます。コーヒーカップに手を伸ばすだけでビクッと頭を下げるワンちゃんは、確実に毎日、殴られてます。逆に言えば、犬の動きを見ていれば、そのキャバ嬢の本当の姿がわかるのです」(Fさん)
最後にFさんはこうアドバイスをする。
「私が客なら、犬より猫を飼ってるキャバ嬢を指名しますね」
男性諸君、名言として肝に銘じておこう。