たとえばお店に女の子が30人いるとしたら、その中でAランクは4、5人かな。
もっとしょっぱいよ。
2、3人くらいじゃない?
その上にSもあるね。
特級。
ほとんどの人がBランク。
Cランクになると、人数合わせ。
いつ切られても文句は言えない子たち。
BランクとかCランクの子たちは、素人っぽくて純枠で、昼間の世界に生きていればすごいいい子でいられる。
だけど、いくら性格や顔がよくても、水商売ではプロと呼べない。
ナンバーワンだから一番かわいいとは限らないしね。
それはプラスアルファの部分。
自分をプロデュースする能力がある子が上にいける。
要するに頭の使いよう。
稼ぐためには。
時給も完全実力主義だしね。
お店はAランクの子しか見てない。
あとはそのヘルプ。
Bランク、Cランクには売上的なものは求められていない。
ヒマになったら名指して
「指名も予定もないから帰れ」
って言われる。
昔はポイント制で、お客さんがどれくらぃいたかという時間でお給料が決まっていたけど、今は売上。
実力。
女の子にとってはキッいけど。
完全実力主義。キャバクラの世界は キビシイのである
Aランクと呼ばれる女の子は、店にほんの一握りしかいない。
いわゆるナンバーワンクラスである。
Aランクの下には、B. Cランクと続いていて、待遇面でも差がつけられている。
キャバクラにいる女の子はみんな見た目は合格点なのに、どこでランク分けされてしまうのだろう。
答えは簡単。
プロなのか、そうでないのかという違いだけ。
たったそれだけなのだが、その違いは言葉でいうよりもはるかに大きいのである。
特にAランクと呼ばれる女の子たちは、売上を上げるため、稼ぐためにどうしたらいいかということを常に考えている。
デキる子はさらに磨きをかけるから、売上も稼ぎも上がっていくのである。
Aランクの子の店からの扱いは特別である。
店としても手放すわけにはいかないからだ。
言い換えれば、それ以外の女の子はいつでも切り離すことができるヘルプ要員。
仕事の出来不出来がそのまま反映されるキビシイ世界なのだ。
平均的にみて、Aランクは時給4000円から5000円くらいの間かな。
Bランクは3000円~3500円くらい。
Cランクになると2500円くらい。
実際、その下にも完全へルプレベルの子がいたり…。
D、E、Fレベルの.…。
ナンバーワンクラスになると売上を折半したりとか、特別待遇。
「月に300万、400万売りますので半分ください」とかね。
私が前にいたお店では1000万円以上売り上げてる子もいた。
新宿とかで小さいお店なら200~400万くらいでナンバーワンになれるかな。
ナンバーワンになれば店と交渉することもできるけど、そこから落ちることができなくなる。
プライドだよね。
ただ、下から成り上がったナンバーワンは、はじめにそういう契約をしておかないと、結構売っていてももらえないってこともある。
だからって考えもなく他の店に移っちやったら、お給料は減っちゃうことが多い。
三分の二とか半分とか。
でも、ナンバーワンクラスだったら、まず引き止められるよ、店に。
「いくら出すから辞めないでくれ」
ってね。
20代前半のキャバ嬢の時給は平均して10,000円
20代前半にして。時給10000円。
普通のサラリーマンには到底考えつかない数字だ。
毎日汗水たらして働いてんのによー。
チッ
などと思ってはいけない。
キャバ嬢だって楽してもらっているのではない。
楽しみながら、一生懸命働きながら、その数字を稼いでいるのだ。
そして、そういうキミも、キャバクラで楽しい思いをさせてもらっているじゃないか。
10000円というのはAランクでもいい部類に入るが、Bランクでは3000円~5000円、 Cランクでは2500円とその差は倍と半分だから、かなり大きい。
しかも出来ない子は簡単に切られてしまう。
スゴいのはナンバーワンの子たちだ。
売上の半分を給料として受け取る子もいるという。
月に1000万の売上があれば単純計算で月に500万。
1年で…。
そんな話を聞くと、本当にキャバクラの女の子を落とせるのかどうか不安になってしまうのも本音だ。