同伴出勤はキャバ嬢の月間ポイントが増えることだから、したほうがいいのである。
しかし、相手が誰でもいいというわけではない。
そこで、彼女らは次の要件をクリアした客だけを同伴に誘うようにしている。
同伴に誘う客の基準
この男は少々高い食事をして、なおかつ店で飲める金銭的余裕がある。
この男に対してはあまり生理的嫌悪は覚えない。
二人でいても襲ったりせず、安全で常識あるように見える。
もし、あなたが同伴出勤に誘われたら、以上のようにキャバ嬢が考えているということである。
それ以上でも以下でもない。
しかし、ここをクリアしていないと、決してオンナを落とすことはできないのだ。
つまり、ようやくスタート地点に立ったと思えばいい。
スタート地点とはいうものの、出勤前のこの時間は特別な時間帯である。
というのも、キャバ嬢にとって同伴出勤はいつもの仕事の一部でありながら、プライベートなことでもあるからだ。
事故が起きても、店に責任はないのだし。
そこで、注意しなければならない点がある。
キャバ嬢があなたと二人で外にいる時間をどのくらいにしているかということだ。
店に行く時間まで一時間たらずだろうか、それともたっぷり二時間あるか。
そこに彼女の心が現れている。
店に出るまで一時間弱で、食事場所も店の近くで、そこで待ち合わせの場合
たんにポイント消化のための同伴出勤。
目的は客を店に連れていくだけ。
すべて事務的であり、何を食べようか関係ないし、特別な感情もない。
店に出るまで二時間以上の余裕があり、食事は話題のレストランで、待ち合わせ場所は別の場合
客とのデートの楽しみが加わっている。
食事がとても高価な場合は、高級な夕食のみが目的の場合もある。
相手の客に対してかなりの信頼を置いているのは確か。
同伴にたっぷり二時間あるか
同伴出勤はモテ度と関係ない
キャバクラ嬢から同伴出勤に誘われた男は多いであろう。
その男の半数以上は自分が何となくモテていると思い込んでしまっている。
しかし、同伴出勤には必ず現実的な理由がある。
その最大のものは、同伴出勤をすれば、女の子の店でのポイントが上がり、給料に確実に反映されるからである。
だから、午後に起きた彼女らは、ねぼけまなこのまま客たちに誘いのメールを打ったり電話をかけたりする。
今夜の同伴が一つ決まれば、他の客たちとは別の日の同伴の約束をして押さえておくのだ。
要するに、来月に自分に入ってくる金のための同伴出勤である。
本当に特定の客とプライベートでデートをしたいのではない。
したがって、同伴出勤をおねだりされて、自分がモテているのだと勘違いしてはならない。
キャバ嬢が同伴出勤する理由
自分の客をよその店に行かせないようにするため。
同僚キャバ嬢の客を自分の客にするため。
客に何か買ってもらう機会をつくるため。
たまに高い物を食べたいから。
雑誌やテレビになった話題の店の味を確かめてみたいから。
食事するお金がなくなりそうだから。
客からしつこく誘われて、いやいやながら。
その客に興味があって、個人的にデートしたいから(レアケース)。
あなたから誘ったにせよ、彼女から誘ってきたにしても、以上のどれかに本当の理由がある。
個人的デートの代用としての同伴というのはほとんどありえない。
だからといって落胆すべきではない。
同伴出勤によって、彼女の別の面の性格、食べ物の好みやマナー度、店ではわからなかった情報が手に入るからである。
同伴では、店ではわからないオンナの情報を手に入れろ
待ち合わせには三十分早く行く
オンナとの待ち合わせには、少なくとも二十分から三十分早く先に着いているべきだ。
彼女はたぶん、ちょっと遅れて来るかもしれない。
それでもなお、男は三十分先に着いて待っているべきなのだ。
そのメリットはたくさんある。
三十分早く行くメリット
あなたがそんなに早く来ていることを知った彼女は、それだけ自分に通うのを楽しみにしてくれるのだと考える。
そんなあなたに対して好意度が増す。
早くに来ていたことをイヤ味なく知らせる方法がある。
食事しながらでも、待っている間に起きたことをさりげなく話せばいいのだ。
たとえば、近くのビルに救急車とパトカーが来ていたから事故があったらしいとか、変な行動をしているオジサンがいたとか何でもいいのだ。
彼女はあなたの熱意に小さな感激を覚えるだろう。
影さや寒さでつらくても、待ち合わせはなるべく戸外がいい。
なぜならば、彼女がどのようにして現れるかが観察できるからだ。
約束の時間を過ぎていてものんびり現れるオンナなのか、足早に目を輝かせながら急いで来るオンナなのか、はっきりとわかる。
あるいはまた、別の男の車で送られてくるかもしれない。
待ち合わせ時間より早く来るかもしれない。
いずれにしても、彼女の性格と行動の一端がわかるわけだ。
早く来ていることによって、あなたのほうから彼女を見つけることができる。
オンナは真っ先に見つけられることであなたに好意を抱くものだ。
なぜならば、自分が他の女とは違うこと、もっとも目立つこと、男がすぐに彼女を見つけられるほど好意を寄せていると思い込むからだ。
時間的余裕があることで、小さなアクシデントにうまく対応できる。
たとえば、にわか雨が降ってきたら、ビニール傘を買っておくこともできる。
早く着いていることで、あなた自身に心理的余裕が生まれる。
それはあなたにふだんよりもさえた考えを生ませるし、自然と頼もしい雰囲気をつくるはずだ。
待ち合わせの三十分でたくさんのメリットをつかめ
同伴出勤で女をなびかせるテク
同伴出勤のとき、待ち合わせ場所からすぐにタクシーに乗り込んで、真っ直ぐに予約したレストランに向かっていないだろうか。
それでもかまわないのだが、食事の前にワンクッションをはさんでおくと、二人の間が心理的に近くなるものだ。
そのワンクッションとは小さな遊びのことだ。
ゲーセンのエアホッケー、クレーンゲーム、ガチャボン。
二、三百円を使ってちょっと遊ぶだけでいい。
それだけのことで、互いに笑顔になれる。
その笑いは無邪気であり、無邪気な笑顔を見せあうということは素直な気持ちを寄せあうのと同じことだ。
小さな遊びだけれども、その数分間を過ごしただけでも食事時に話題にできる。
クレーンゲームやガチャポンでとったちゃちい景品のプレゼントでも、オンナの心をなごませるには十分なのである。
もっともよくないのは、同伴のときを狙って、とにかく、くどきたおそうとすることだ。
これはキャバ嬢にとってウザイだけである。
絶対にあせってはならない。
下手な文句でくどいてかえって嫌われるより、まずはキャバ嬢の笑顔を引きだすことが重要なのだ。
笑顔になるということは、それだけ心がほぐされているということだからだ。
一般的な同伴バターン
待ち合わせ
↓
タクシーで移動
↓
男が決めた店で食事
↓
店へ同伴
キャバ嬢と仲良くなれる同伴パターン
待ち合わせ
↓
ゲーセン、ガチャボンなどの小さな遊び
↓
キャバ嬢が好む店で彼女が好む食事
↓
店へ同伴
同伴食事の前に小さな遊びで笑顔を引きだしておこう
無理にくどいたりしてはならない
同伴出勤での食事はキャバ嬢中心に
さて、同伴で食事をする場所のことだが、これは誰が決めたのだろうか。
あるいは、イ夕飯にするか中華にするか、寿司にするか、誰が決めたのだろうか。
多くの男は自分で勝手に店や食事内容を選んでいる。
キャバ嬢は別に文句もいわない。
我慢しているのだ。
本心ではげんなりしている。
彼女らの年齢をよく考えてみよう。
二十歳前後から、せいぜい二十六、七歳だ。
食べ物の好みにかなり好き嫌いがあって当然である。
女の子の性格がそれぞれであるように、彼女らの食べ物の好みは簡単にはおしはかれないものだ。
だったら、キャバ嬢の行きたい店に連れていき、食べたいというものを食べさせてあげなければならない。
決して、男本位で店を選んではならないのだ。
同伴時の男の特別マナー
キャバ嬢の嗜好や味覚に合わせた食事選びをする。
彼女の嗜好を批判しない。
自分の知りあいと出会うような店へは行かない。
食事時は、他の客やキャバ嬢の悪口をいったり、噂を口にしない。
ウンチクをいったり、知識をひけらかさない。
食事時に強引にくどいたりしない。
醤油やソースで彼女が服を汚さないよう気づかう。
店にいるときのように煙草の火をつけてもらったり、ビールを注がせたりしない。
店への出勤時間を絶対に遅らせない(キャバ嬢が連反金を徴収される場合がある)。
もちろん、男は給仕のようにいろいろと世話を焼いてあげなければならない。
前菜やサラダをとり分けてあげるのは義務である。
とにかく、めいっぱいやさしく扱わなければならない。
プライベートな食事だからこそ、男は客ではなく、奴隷に徹するようにしよう。
同伴出勤の食事では、とにかく世話を焼いてあげろ
本当にモテている同伴出勤のサインとは?
同伴出勤はたんに客の引き込み、キャバ嬢の給料アップだけが目的の場合が多い。
しかし、本当にモテている場合もある。
そのへんをどう見極めるのか。
同伴出勤に三つのランクがあることを知っておくべきだ。
最低ランクの同伴は、キャバ嬢のボイント稼ぎの同伴である。
これは、その日にメールや電話が来ることでわかる。
電話口で
「お願い、お願い」
と連呼するようならば、そのオンナは来月のクレジットの支払いを心配しているだけである。
それよりも上にあるのは、ふつうの同伴出勤である。
これは、店で飲んでいるときに、来週とか明後日とかというふうに約束する場合が多い。
おいしい飲食店の話などをしているときに、
「一度行ってみたい」
という言葉から同伴が決まるのがふつうだ。
最高ランクの同伴は最初からは男にはわからないものだ。
しかし、いっしょに食事をしているときのキャバ嬢の変化でわかる。
最高ランクの同伴でキャバ嬢のとる態度
急にキャバ嬢が予定を変更したりする。
たとえば、店の出勤時間に遅れるのを覚悟でカラオケボックスに行きたがったりする。
あるいは、いつのまにか店や時間のことをすっかり忘れてしまい、子供っぽい表情になって楽しんでいる。
キャバ嬢が自分から手をつなぎたがり、その手も指を組み合わせるつなぎ方をする場合。
このつなぎ方は本当に強く好意を持っている相手にしかしないものだ。
こうなったら、人目を避けてキスをしても避けられたりしない。
そろそろ店に行かなければならなくなった頃に、キャバ嬢のほうから休みの日に会いたいなどといいだす。
あるいは、次は映画鑑賞を加えるなど、ふだんよりも大幅な時間のとり方をする同伴をしたがる。
不意にキャバ嬢があなたにネクタイなどを買ってくれたりする。
あるいは、ショウウインドウの男物を見て、あなたに似合いそうなどといって強い関心を持つ。
男の肩に類や胸を寄せてきて、軽くくっつける。
キャバ嬢の顕著な変化を見落とすな
オンナからのシャドウタッチの意味とは?
キャバ嬢が男に特別にセクシーなものを感じているなら、あるいは、男の体と触れ合いたいと思っているなら、必ずシャドウタッチをしてくる。
シャドウタッチとはこれだ
テーブルの下で腕や膝を触れさせてくる。
腕に指をかけたままにする。
男の腿の堅さを調べるようにさわる。
男のひじに自分の胸先をそっと押しつける。
話中に軽いツッコミを入れながら、男の胸に手で触れる。
肩先から寄りかかるようにする。
これらの行動はあからさまではない。
他人から決して見えないように行われる。
たとえば、他のキャバ嬢たちと談笑しながら、男の腿に膝をつけたりするのだ。
そのときに、男の顔を見るオンナは多い。
シャドウタッチを意識している場合もあるし、無意識の場合もある。
いずれにしても、オンナにとってこれは、かなりセクシャルな意味を持つことである。
このシャドウタッチが店で何度か行われ、アフターでカラオケに行ったときに頻繁になるようだったら、
「あたしを早く抱いて」
という意味になる。
そのときに男から上手に誘えば、七割以上の確率でOKになる。
ただし、シャドウタッチと似たようなタッチを店側のテクニックとして教えている場合もあるから、そこを見極めなければならない。
席に腰かけて、隣に座ったキャバ嬢がすぐに客の膝に手を置いてくるような店だってあるのだ。
そういう店でキャバ嬢をくどくのは難しいだろう。
店自体がすれっからしだからだ。
シャドウタッチが本物かどうかを見極めろ
同伴でのシャドウタッチは◎
シャドウタッチは同伴しているときもしばしばありえる。
もっとも多いのが、男の腕にぶらさがるような形で自分の胸を男のひじに押しつけるパターンだ。
これがあって抱けなかったケースを知らない。
つまり、これをするオンナは裸で触れ合いたくてうずうずしているわけだ。
ただし、何か買ってもらおうと思っている場合の、このシャドウタッチはずるい作戦でしかない。
そういうキャバ嬢は男をだますプロである。
ゆめゆめ二度と同伴してはならないし、席に呼んでもならない。
よほどの男でない限り、いつかだまされる。
魔性のオンナならば、男に高級下着をねだりながら、ひじに胸をすりすりと押しつけるというテクニックを使う。
これをされると、たいがいの男は、きっとこの高級下着を俺に脱がせさせてくれるのだと勘違いしてしまうものだ。
それは100%ありえない。
同伴のときに先ほどのシャドウタッチがあったとしても、店に入るまでの時間にホテルに行けると考えてはいけない。
出勤前にセックスをするキャバ嬢は皆無に近い。
疲れるし、髪や化粧など二度手間になるからだ。
だから、もっとも確度の高いシャドウタッチは、アフターで二人きりでカラオケボックスに行くときの脚を押しつけるタッチである。
これは、今夜のエッチはOKだと大声でいっているようなものだ。
他に人のいない歩道でキスをしても拒まれないだろう。
そしたら、すぐにホテルに向かえばいい。
アフターが居酒屋やカクテルバーだったら、カウンターの隅に隣り合って座るようにしよう。
この形だと、オンナのほうからシャドウタッチしやすいからだ。
飲み直しながらも一度もシャドウタッチがないならば、もちろん確度は低くなる。
軽いタッチしかないようだったら、あなたのほうからさわってみればいい。
腰に手を置いたり、膝をさすってみればいい。
いやがったり逃げたりしなければ、今こそチャンスである。
軽く半杯飲んで、
「別のとこへ行こうか」
と意味深にささやけばいいのだ。
バカか、そうとうの意地悪な性格でなければ、
「どこへ?」
と聞き直したりはしない。
【実録コラム】アフター時のシャドウタッチを見逃すな
アフターでのシャドウ胸タッチは確度九割!
恥ずかしがるオンナ
あまりにもえげつない下ネタを話すと、キャバ嬢らからドン引きされるものだ。
しかし、ふつうのエッチ話は、しつこくないほどには、してもかまわない。
そのときに、どのキャバ嬢がエッチ話に恥ずかしがっているか、観察しておくとあとで参考になる。
つまり、恥ずかしがるオンナというのは、自分の頭の中でさらにエロい想像をするから恥ずかしがるということだ。
要するにエッチ好きなのである。
よく飲んでいたバーではS子がそのタイプだった。
S子はある夜ひどく酔っぱらってわたしに体をもたれさせかけてくると、
「マンションまで送って」
とささやいてきた。
もちろん、タクシーで送るだけではすまなかった。
S子は理由をつけてわたしを部屋に上げ、それから激しい夜が始まったのだった。
しかも、わたしが店でキャバ嬢たちに話した体位や特殊な愛撫などをすべてやってくれといったのだった。
後日譚がある。
S子と関係が切れて半年たった頃、S子は不意にわたしにこういった。
「あのね、あたし、いちばん好きなのはアナルなの。あなたはしてくれなかったけど」
わたしはS子にいろんなことをしながらも、S子の本性をまだ知らなかったのである。