同伴の当日、待ち合わせの数時間前に女の子が起きているか確認する。

キャバ嬢やランパプ嬢は、どちらかと言うと時間にルーズな子が多い。
加えて、昼と夜が逆転した生活を送っている子の場合、同伴の待ち合わせ時間が早過ぎると起きられないで、結局、約束をスッポカしてしまうというのは、よくある話だ。
せっかく約束したのに、こういう結果に終わってしまうと、もったいない。

これを防ぐ最も効果的な方法は、同伴の2時間くらい前にモーニングコールを入れることである。
あるいは返信をマメにする女の子ならモーニングラインを入れて返事が返って来るか確認してもいいだろう。
もちろん、返事が返って来なかったらライン電話したほうがいい。
そのラインを受信した時点で、もし何らかの事情で遅れそうなら、例えば30分くらい遅れるとか、そういった内容のラインがすぐに返ってくることが多い。
2時間前にそうしたことが分かっていれば別のことで時間をつぶす手も打てるので、それほど時間を無駄にしないで済む。

さて、たとえ女の子が起きていても本当に時間通りに来るという保証はない。
だから念を入れて同伴の1時間くらい前に、もう一度ラインを打つと、さらに効果的だ。
ラインの内容は、例えば新宿で待ち合わせなら

「今、車に乗って新宿に向かってます」
と打つと、女の子に遅刻できないというブレッシャーを与えることができる。
恐らく、女の子の気持ちとしては、遅刻するにしても客が家を出る前なら、それほど罪悪感が働かないだ。

女の子が遅刻する場合、客が家を出ようとするくらいの時間にラインが送られてくることが多い。
しかし、もう電車に乗ってしまったとなれば、女の子にできるだけ早く行かなきゃという気持ちにさせることができるので、遅刻しても10分前後で抑えられることが多い。

10分前後ならボーっと立っていても、それほど長くは感じないので不愉快な気分にならないで済むというわけだ。
ベテランのヘルプに好かれるためチップを渡す

キャバ嬢の仕事に対するスタンスはさまざまである。
海外旅行や留学のために短期集中で稼ごうと考えている子、学費を稼ぐために働いている子、お小遣いのために働いている子、お金以外に出会いなどプラスアルファーの目的があって働いている子など、いろいろいる。

そして、大抵の店には、それほど美人ではなく年齢も他の女の子よりも高い、ベテランのヘルプ専門みたいなキャバ嬢がいる。
そういったタイプの女性は何で仕事を長いこと続けているのかは分からないが、この仕事を辞められない事情があるのか、たとえ指名がそれほど取れなくてもこの仕事が好きなのか、どちらかだろう。
そして、こういう女性は

「どうせ自分の客じゃないし」
といった投げやりな仕事をしないのも特徴だと言える。
もし、自分のテーブルに、この手のベテランヘルプがついたら店のシステムや女の子の給与体系など店の内部事情に非常に詳しいので、活用しない手はない。
そして、人柄はイイ場合が多いから、直接、自分のメリットにならない事でも、客から相談を持ち掛けられた時には親身になってアドバイスしてくれるので、貴重な存在だし、大切にすべきだ。

ベテランヘルプに嫌われてしまったら、新人の女の子にまで自分の評判が悪くなり、同伴のアポが取り付けにくくなるという弊害も併せ持っている。
ベテランヘルプに接客された時、経済的に余裕があったらタメになる情報を提供してもらった後に千円札を渡すなどしてみよう。

昨今は不景気で、チップを渡すという習慣も薄らいでいるだけに、たった千円ばかしのことだが、この千円は非常に有効なお金の使い方であるに違いない。
女の子によって戦略を変える

キャバクラ遊びはタダではない。

有料である。
そして、高い店に行けば、それだけオイシイ思いができるかというと、もちろん、そんな法則もない。
だとすれば、できるだけ安く、できる限りオイシイ体験ができるに越したことはない。

例えば、2つの店を比較する場合や2人の女の子を比較する場合、
料金と成果を比べてみて、楽しめるという意味では同程度だけど、こっちの店のほうが安いとか、必要経費に大差はないが、こっちの女の子のほうが満足できたとかいった具合に比較するであろう。

あるいは、あるキャバクラ嬢と同伴した時の必要経費が総額12000円かかったが、14000円の風俗に行くのと、どっちが良かったかといった比較をすることもあるかもしれない。

運が悪いとなかなか自分好みの女の子に巡り会わないものだ。
複数の店を回る戦略をとっていても、巡り合わせが悪いと不思議と好みの女の子に当たらないものである。
女の子にパッチが付いていない店も多く、自分好みの女の子が店内にいても誰だか分からなかったり、せっかく見つけても、出勤日が自分の都合と合わなかったり、あるいは、すぐに退店してしまったりするからだ。

そうした場合、顔はそれほどタイプでないがスタイルがいいから指名するとかいった具合に、本命ではないが妥協して必要経費に見合うよう、それなりに楽しむようにしたらいいと思う。
顔はタイプではないがスタイルが良い女の子が自分の席についた時は、同伴の約束をしてカラオケボックスなどで、胸などに触ったりするという遊びもよい。

なぜなら、その結果、その子から嫌われても、それほど支障はないし、料金に見合うだけの体験ができるからだ。
性欲は風俗で処理し、キャバクラでは恋人気分を味わう

キャバクラと風俗が、どちらもスタレずに存続し続けているのは、それそれが商品にしていることに差異があり、ともに需要があるからだ。

端的に言って、キャバクラは店外デートが売りで恋人気分を味わうところ。
少なくとも店のシステムでは性行為はできない。
一方、風俗はヌクことを売りとしているが、原則として店外デートができず、仮りに店のシステムに組み込まれていたとしても、法外な料金が請求され一般庶民には高過ぎる。

そして、この両者の間に位置するのが、店外デートのシステムのあるランパブだと言ってもいいかもしれない。

だからランパブは、恋人気分を味わえる上に女の子の体に触れるから好きという人と、体に触ることができてもヌケないから嫌だという人とに、はっきり分かれる。

ランパブ嬢は自分の仕事に後ろめたさがあるのか、たとえ同伴であっても店の外で会いたがらない子が多い。
キャバクラは恋人のうちの「デート」の部分を切り売りし、風俗は「性行為」の部分を切り売りしていることになる。
2つを併せて実際の恋人と同じ体験ができるという考え方もあり得る。

金銭面では、2つを併用するやり方とホンモノの恋人では、どちらが安いのだろうか?
この2つを併用する戦略を採るようにしてから、キャバクラ嬢に対しガツガツすることがなくなり、キャバクラでは、時として、実際にモノにできるかどうかよりも、滅多にお目にかかれないような超イイ女を指名して、恋人気分を味わうことを重視する男も多い。

その子がモノにならなかったとしても、それはそれでキャバクラ遊びの一つの楽しみ方なのだ。
それにしても、恋人を見つけるということは、モテる人には簡単なことだが、モテない人には、この就職難の時代に就職先を見つけることより難しいことのようだ。

男性の場合、女性と違って外見的な魅力のウエイトが小さい分、かえって、いろいろな要素が女性から求められると考えて間違いない。
しかし、それでも狙った女に好感を持たれるコツを敢えて一言で言うとすれば、女に心理的一体感を感じさせるということかもしれない。

「違う世界の人」と思われたら、まずダメである。
就職活動でもそうだったが、うまくいく時は、話は割りとスンナリまとまるものである。
経験的に言って、テクニックを駆使すればイイ返事が貰えるというより、女の子のほうから積極的にアプローチしてきて付き合い出すというパターンのほうが多いかもしれない。

キャバクラはお金のかかる所なのだから、見込みがない女からはすぐに手を引き、安い優良店を回って自分に対し単なる営業ではない積極的なアプローチをしてきて、かつ、外見的にも魅力的な女を発掘する。

それが最も賢いやり方なのだ。

キャバ嬢だった自分のお姉さんが、店のお客と結婚して子供を産んだという話や、ある優良店に何十年も通っているキャバクラ通が、店の女の子と結婚したという話もあるのだ。
彼女を見つけたり結婚にまでこぎつける可能性もゼロではないし、世間一般の女性以上のルックスの子がたくさん集まり、実物が見れて、指名することによって自分のテーブルに呼ぶことができ、同伴というシステムを利用すれば同伴料を請求する以外に店が関与しない店外デートもできる、このキャバクラという場所で、あなたのパートナーを見つけようとするのは、決して馬鹿げたことではないと思う。

もし、あなたが女にモテたいために車を買うとしたら、車のローンと維持費等で年間100万円前後の出費は覚悟しなければならない。

もし1年間でそれだけのお金が自由になるならキャバクラにつぎ込んでみてはどうだろう。
仮にキャバクラ遊び1回当たりの出費が平均1万円だとしたら1年中週2回は遊べる計算だ。

確かに、車はないよりあったほうが女性を口説く上で有利であるに違いないが、車さえあれば彼女ができるという保証はない。
車を買ったがために経済的に逼迫しキャバクラに行けなくなるのだとしたらバカバカしい気がする。
しかし車を利用して女を口説く男もキャバクラで女を口説く男も、単にお金の使い方が違うだけで、出費の金額も含め、やってることに大した違いはないと言える。

プロの女性であれ素人の女性であれ、結局、お金がかかることに変わりはないし、果たして、どっちが安いのかという問いにも、一概に答えることはできない。
現代社会はそういう状況なのである。
男と女が出会ったら出会った数だけのドラマがある。

この意外性に満ち溢れたキャバクラという迷宮を、ぜひ体験し、素敵なパートナーを見つけてもらいたい。