出会い系サイトに料金を振り込むのは不安!プロフィールはこう書け!

出会い系体験談

 

今回オレはある人物に接触を試みた。

 

出会い系サイト攻略の達人で、これまで食った女は数知れず。

ご本人の強いご希望により年齢や職業など素性については一切述べることができないが、仮に「石田布司」さんとしておこう。

 

えっ、なんでオレが「突撃」してこなかったのかって? キミねえ、オレはヨネスケじゃないんだから、じゃなくて、オレみたいな基本的にテレクラ好きの、ちょっとネットにも詳しいライターが実際に突撃してくるより、現役バリバリで事情通の人物に話をおうかがいしたほうがタメになるってもんでしよ。

 

そこんとこヨロシク。

 

 

石田さんが、そのとある有料出会い系サイト(○○○)を知ったのは、当たり前と言えば当たり前かもしれないが、ネットでであった。

 

そして石田さんは、そのサイトの規約にしたがって、無料会員登録と300ポイント3,000円分をクレジットカード決済した。

 

すぐに無料会員登録のときに入力したメールアドレスあてにメールが送信されてきた。

 

「件名 : 「○○○」へのご入会どうもありがとうございます。 』入会手続きが済みましたので、会員用のログインIDとパスワードを発行いたします。」

 

こうして石田さんは、このサイトの会員となった。

 

そして、会員となることでどのようなメリットがあるのか、会員にならないとあずかることのできない恩恵とはなにか、オレはその辺を石田さんに尋ねてみた。

 

「別にたいしたものはないよ。会員になると『それまで見ることができなかったペー

ジ』が見られるようになる。そんな程度だね。ホントつまんねーな、って感じだよ。アレだよ、アダルトサイトでよくあるけれど、無料サンプル画像を見せてもらって、それをクリックしていくと「ここから先は金払え、 会員になれ、なったらもっとイイ画像が見られる。さあいますぐ入会しな」ってヤツ。アレと全然変わないよね」

 

なんだ、そんなにつまんないんですか? オレとしてもちょっとがっかりしましたよ。

 

でも、その「それまで見ることができなかったページ」ってのはどんなもんなんですか?」

 

「うん。たとえばね、ふつうの出会い系サイトだと、女の子のニックネームと、あと年齢とか住んでるところとか、たとえば神奈川県とかね。具体的に市や町の名前や番地まで細かに書いてあるわけじゃないよ。それから身長・体重・スリーサイズ、それにその子の趣味とかちょっとした個人情報が載っていて、あとはその子からのメッセージが書き添えてあって、それを読んでこっちが気に入った子がいたらメールを送れるようなシステムになってるでしょ?そういうところがほとんどだよね? そういう「普通っぽいのと違うページなのよ」

 

石田さん、一応オレも出会い系サイトに行ったことはあるので、そういうシステムは、十分わかってるつもりですから、簡潔に説明してください。

 

 

「だからね、ストレートに言うけれど、そういう女の子のプロフィールとかメッセージで埋め尽くされたようなありきたりなページだけじゃなくて「その子の写真が見れる」ページに行けるようになるわけ」

 

「 おお、それっておもしろいじゃないですか。一応金払っただけのことはありますね。でもそれって、サイトの人間が適当な女の子の写真を勝手に使って、プロフィールやメッセージをでっちあげて、アップしているだけっていうことはないですか。

 

つまりはサクラすよ。

 

どうです ?

 

「ふふふ、アンタ、よくわかってるねえ。あのページにいるヤツらはほとんどサクラだよ。マジ気分わるいね。これは騙されたって思たよ」

 

ほう、やっぱり。でもなんでサクラだとわかったんですか?

 

「そりゃ簡単なことだよ。その子にメール送っても返信がこないんだもの。それだけの理由」

 

うーん、それは……石田さんのメール内容にも問題があるように思ったりしますが。

 

どうなんでしょ?

 

「……おい、アンタ、オレの話ききたくないわけ?」

 

そんなことないですよお。

 

スインマセン。

 

じゃあ質問を変えます。

 

そのサイトに入会しておもしろかったこととかオイシイ体験なんて全然なかったわけなんですか?

 

「いや、そうでもないよ。あのね、サクラに混ざってマジのヤツってのも一応いるんだ。それ、どういうヤツかアンタわかる?」

 

ちょっと想像つきませんね。

 

教えてください。

 

 

「あのね、露骨に援助求めてる女とかがいるんだよ、そこに。顔写真見せておいて、身長とか体重とかスリーサイズとか公表してて、それで1回いくらでとかメッセージに書いてるんだな。そういうヤツらは、メールで連絡とって金さえ払えば食えるよ。ただし、男性会員のアクセスが多くてなかなかアポがとれないというのがネックなんだね。会員の男がその子に援助しようってメール出しまくるから、それを女の子はやりくりしなければならないでしょ。となると結局は女のスケジュール次第なんだよな。オレは、最初にメール送ってから2か月待って、それからようやく実際に会って食ったってことがあるからねえ。しかしこの女も相当なもんだぜ。稼いでるんだろうなあ」

 

あの、石田さん、そういう悔しさにみちた発言はさておき、問題はなんなんですか?

 

「だからよ、オレの経験上有料サイトの「奥底」ってものは、援助や売春の巣窟なんだってことだよ。マトモな出会いなんかをそこで見いだすことのほうが難しいって話だよ。わかる?」

 

なるほど。

 

無料サイトに比べて有料サイトというものは、体のよい売春組織になっているのが現状だ、と。

 

そういう話ですか?

 

「違うよ。サイト側は一応「出会い」ってものを謳ってるわけだし、それを隠して金をとっているのが現状だとオレは言ってるんだよ」

 

はあ、要するに何なんですか?

 

「有料サイトに金を払うのはバカだって言ってるんだよ。まだわかんねえのか?」

 

なんだかやっぱりよくわかりませんよ。

 

これまでの話の文脈からしてみては。

 

「女を引っかけるなら、無料サイトにアクセスしたって十分可能だって話をオレはしてるわけ。だからあえて有料サイトに金を払う必要なんてこれっぽちもないぞ、と。オレはそこを言ってるんだよ」

 

いや、そういった理屈はわかりますよ。

 

だけれども、有料サイトが援助の温床になっていることは認めているわけですよね?

 

それで石田さんも食った経験がある。

 

 

ある意味、割り切った交際を求めたい人間にとっては、無料の出会系サイトにアクセスしてパートナーを求めてもいいわけじゃないですか。

 

しかしながら有料サイトに入会したら、援助を求める女がごろごろいる。で、実際に石田さんはそいつらを食ってるわけですよね?

 

「そうだよ」

 

じゃあ、それは効率がいいからじゃないんですか?食える確率が高いからこそそれでアクセスしてるわけじゃないんですか?

 

「だから効率はよくないっていってるだろ。多分殺到している男が多いから、女の子のほうはメールを見てスケジュールのやりくりに困っているわけでさ。オレが決められる問題じゃないんだよ、その辺は」

 

ではどうしたらいいんですか?

 

「だから、有料サイトじゃなくても女を引っかけられるところはたくさんあるんだし、おれはそっちを利用しろと勧めたいよ。オレはいまでもあの15000円は損したと思ってるしね」

 

とはいえ、そこで知り合った女を2か月待って食ったんでしょ?

 

そこで援助の金を払ったでしょうけれど、損ということはないじゃないですか?

 

「見返りにおいては損だよ、メールでやりとりしたりいろいろやったわけだからさ、入れ込み具合にたいして見合ってないよ」

 

それは仕方ないように思うんですけれどね。

 

じゃあ、石田さんは楽に食えた経験というのはないんですか?

 

 

たとえば、そのサイトでメールのやりとりなんかして、それでアポをとって、会ったときに即ヤルにこぎ着けたとか。

 

「アンタねえェ、根本的にわかってないよ。サイトの性質にもよるんだけれど、ごく純粋に「出会い」ってのを求めている女はたくさんいるんだよ。ヤルとかヤらないじゃなくてね。アンタが有料サイトで女を食う話をききたがっているようでオレに質問してきたから、オレはこれまでの話をしたわけであってね。だから現実問題として「女との出会い」ってのを考えたときにはそうオイシイ話はないんだよ」

 

いや、わかりますって。それならあらためて質問しますよ。

 

そういう「純粋な出会い」を求めている女もいる。

 

一方で援助をあからさまに求める女もいる。

 

それらを見極めて口説き落とす手法というものを石田さんならお持ちでしょう?

 

その辺を教えてもらえませんかね?

 

「アンタねえ、フリーライターなんでしょ? やっぱりさあ、自分で突入して、そのうえでの体験記を書けばいいじゃない? オレの話はあくまでも参考でしょ? だからオレがアンタに教える筋合いなんかないじゃない。まあ、頑張ってくれよ。ほかに言うことはないな。ま、無料サイトのほうがおもしろいとだけは言っておくよ。そっちを追求したほうがいいんじゃないのかあ。それじゃね」

 

あ、待ってくださいよ。

 

無料サイトのほうがおもしろいとはどういうことなんですか?

 

有料サイトにはない、ユニークなオプションがなにかあるんですか?

 

「そのくらいはアンタが調べたってバチは当たらないだろう。とりあえず経験してみな。んじゃ。あ、あえて一言教えてやるけれどさ、オレは有料サイトでの女ゲット率、援助以外0%。食った女は全部無料サイトで知り合った女。それで楽しんでる。これだけ言えばもうアンタもわかるだろ? じあな」

 

こうして石田さんとおれの話は終わった。

 

不毛だ。

 

実に不毛だ。

 

かくしてオレは、石田さんに見放されてしまい、自分で体験してみなければならなくなってしまった。

 

 

効率の良い取材を考えていたのに。

 

 

繰り返し述べておくが、オレは出会い系サイトというものを利用したことがないわけではない。

 

ただ、有料サイトに金を払ったことはないのだ。

 

もっと言うと、無料の出会い系サイトを利用して「オイシイ体験」をしたことだってあるのだ。

 

おそらく石田さんが言いたかったことはその辺のことなのだろう。

 

無料サイトのほうがおもしろい、とはそういう意味なのではないのか、と。

 

オレがかつて利用していた無料の出会い系サイトに「PCMAX」というものがある。

 

くどいがオレはコンパ派なので、ネットでの出会いなんてものについてはほとんど疎い。

 

しかし、2年ほど前にこの「PCMAX」で試みて成功した例をちょっと挙げてみよう。

 

そしてこの話と石田さんの話を比較してみるしかあるまい。

 

出会い系サイトに興味がある人で「PCMAX」を知らないというのはモグリといってもいいんじゃないかとオレは思うほど、このサイトは登場時において革命的で良心的だった。

 

 

現在もそのスタンスは保っていると思う。

 

先述した、石田さんが教えてくれた「出会い系サイトランキング」においては評価が低かったりするのだが、それはCGIリクエストについてレスポンスが遅いとかいうレベルの話だけのように思う。

 

混雑しているのでサーバが重くてユーザがいらつくというだけの話だ。

 

それ以外においてスバらしいサイト、さすがは老舗の良質サイトと思ってしまう部分が多くあるのだ。

 

そこを適確にみることができなければダメだと思う。

 

で、オレが2年ほど前にこの「PCMAX」へ登録したときのメッセージをここで紹介しよう。

 

プロフィールはこのようなものだった。

名前 :鈴木文也
年齢:39歳
結婚歴:なし
身長:165 cm
体重:81kg
性格 : インテリ
趣味 :読書、映画鑑賞、その他
出身地 :東京都葛飾区
現住所 :東京都
職業:自営業
年収:600~700万円
血液型:0型
星座 :牡牛座
似てる芸能人、動物、掲載の写真をご覧になったうえでご自由に判断してください(笑)。
好きなタイプ・有名人:よく食べてよく笑うひと。
コメント:当方出版社、編集プロダクション勤務を経て現在フリーライター&編集者。
さまざまな書籍や雑誌の編集・プロデュース、セコい物書き、またその他イベントプランナーなど、細々といろいろ手がけています。
知的に刺激を与えてくれる方と真剣におつきあいしたいです。
趣味は、月並みですけど映画鑑賞。
オススメの新しい映画やおもしろいスポットがあればぜひ紹介してくだ さい。
あ、おいしいお店にも詳しいひとだとうれしいな。
食べるの大好きなので。いろいろお話ししましょう。
気軽に気長にメールお待ちしております。

という感じなのだが、このコメントやその他プロフィールに関して粉飾は一切ない。

 

なかば大マジである。

 

これで引っかかってくる女がいなければオレはもう、文面をどのように書き直したらよいのか?と、そのころ真剣に悩んでしまった。

 

もの書きとしてのプライドもあった。

 

オレの掲示板を見て、受け入れられない人間がいるなら、それはそれでオレの「敗北」であ

ると。

 

オレの言葉は女を引きつける魅力がないのだな、と。

 

受け入れられる女はどういう神経なんだと逆に考えたりもした。

 

しかし……ちゃんとリアクションがあったのだな。

 

 

オレの掲示板なんて、いかにも三文ライターのホームページよろしくおよそバカバカしい与太話しか書いていないのだが、そんなものを読んでリアクションを示す人間がしっかりいたのだよ、おめでたいことに。

 

それからオレは彼女とメル友になり、その後しばらくしてからは直接会うようになってムフフな関係になってしまった。

 

フシギなもんだねえ。

 

ということはなんなのか。

 

石田さんの話を踏まえ、このオレの実体験も踏まえ、無料サイトでもオイシイ体験はできる。

 

だからとにかく問題となるのは、有料サイトであることの特異性をアピールしているサイトでなければ入会する価値がないのだ。

 

結局のところ、ネットのなかの出会い系サイトで知り合おうが、合コンで知り合おうが、街角のナンパで知り合おうが、男と女の関係というものは、その「関係の結び方」に特異性がなければだれも興味を示さないのだ。

 

街頭で女に声をかけられない男が、ネットナンパに走るようにと、各々のメリット・デメリットにもとづいて行動し、相手の女も「条件を満たせば」ノるわけである。

 

本質的な男女関係の取り結び方を考えなければダメなのである。

 

だって、知り合うきっかけがネットだろうとなんだろうと、いざ会うときは相手の顔を見なければならないんだから。

 

そこからどういう関係が発展していくかは別問題なのである。

 

 

結論。

 

有料出会い系サイトになんか金を払うのはやめましょう。

 

もっと安くイイ思いできますって。

 

ホントですよ、みなさん。

 

 

無料会員登録はこちら(PCMAX)

 

 

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