女のコのプライドを満足させてあげよう
それでは、ストリートの端で会話を続けるテクニックを説明しよう。
声をかけるときは、「これから、どこか行くんですか」などのありふれたセリフで大丈夫。
ポピュラーだけど、どんな女のコなのかわからないので「この人はわたしに興味があるのね」とこちらの気持ちがストレートに伝わる声のかけ方で十分だ。
実は、第一声がとても重要。
ストリートでの出会いは、あくまでも外見が重視される。
だから、女のコは声をかけられたとき、キミの外見を一目見て話してみようかどうかを決めるわけだ。
もし、わかりにくい声のかけ方をしてしまうと、なにか用事があるのかと思って、立ち止まってくれる場合がある。
そして、女のコに意志が伝わらないまま話を続けて、「お茶でもどうですか」と誘うとすぐに去っていった、なんてことはよく聞く話だ。
さて、女のコに声をかけることに成功したら、会話をしなくちゃいけない。
しかし、どんな会話が効果的なんだろうか?
「ストリートでの出会いに難しい話題は逆効果。とにかく、知り合いになりたいんだ、という気持ちを伝えればいいんだ。それには、女のコをほめまくることが効果的なんだよ」(スカウト歴1年 Kさん)
ストリートでは落ち着いて話ができないので、気の利いた会話がスムーズに進むとは思えない。
だから、最も効果的で簡単な「ほめまくること」がベストということらしい。
誰だってほめられれば、うれしくなってしまうもの。
しかも、同時に女のコのプライドも満足させてあげられるというわけだ。
こうして、「わたしの味方だ」と女のコに印象づけられれば、とたんに機嫌がよくなり、そのあとの会話がスムーズに進むのだ。
さて、具体的には女のコのどこをほめてあげればいいんだろうか ?
さらにKさんに聞くと
「ファッションをほめてあげるのが効果的。
「最近、それはやってるよね」とか「バックいいね。実は、そのメンズほしいんだよね」などと、女のコが身に付けているモノを次々にほめてあげよう。
ファッションの話題が合えば、この人と共通点がある、つまり、話が合うと感じられて、親近感を持つようになるものなんだ」
だから、日ごろからファッションやブランドに敏感になっておくことが重要ということらしい。
男性ファッション誌をチェックしておくのはもちろんのこと、立ち読みでもいいので、女性ファッション誌にも目を通しておきたい。
そうすれば、話のネタが増えて、会話に幅ができる。
さらには、ティーン誌から大人の女性誌までチェックしておけば、いろいろな年齢や職業の女のコたちに話を合わせることができるはずだ。
連れ出すときは理由を探してあげよう
さて、これだけでは、まだ「ストリートでの出会い」は成功していない。
これから、女のコをストリートから連れ出さなければならないのだ。
近ごろ、女のコから男に声をかけてくる逆ナンも珍しくなくなってきたが、それでも女のコの多くは受動的なのだ。
だから、女のコがキミについていかなければならないような、上手な理由を探してあげよう。
誘い方は、次のような単純なものでOK。
「おなかすいてない? なにか食べようか」
「スノボーやってんの?これから板、見に行くんだけど付き合ってよ」
「あそこのイルミネーション、見たくてさ。一人じゃ恥ずかしいから付き合ってよ」
「え? まだあの映画、見に行ってないの? じゃ、行くしかないでしょ」
「お酒いけるんだ。じゃ、一杯飲み行かない」
こんな誘い方なら、「用事があるから、ついていったんだ」という理由ができるわけだ。
しかも、声をかけられたことは、女のコにとってかなり重要な要素。
後日、友達に報告するときにも、「誘われたから」という一言がいえるわけだ。
同時に「わたしはまだまだイケるんだ」と自分に自信を持つことができる。
そして、そのコをいい気分にさせてあげたのは紛れもない「キミ」。
上手な理由を探して連れ出してあげれば、その後のキミのお株が上がりっぱなしということになるわけ。
たかが、理由を探してあげるだけで、女のコの気分をよくしてあげられるし、連れ出すことにも成功できるんだから、一挙両得だよね。