女性と別れるときは「なるべく早い段階」で
彼女との相性の悪さに気づき、今後の「契約」を破棄したい(恋愛関係を解消したい)と思うのであれば、なるべく早い段階で別れるようにしよう。
つき合うという約束は、別に永遠を誓ったものではない。
相手の女性を好きでいられないようであれば、女性にとってもそれは不幸だ。
まず、セックスの回数を減らしていく。
セックスは「恋愛感情をインストールする行為」なので、すればするほど女性の感情が高ぶってくるものだ。
「この女性とは別れたい」と思いながらも、ズルズルとセックスを続けていると、そのうち(3、4カ月たったころには)別れられなくなってしまう。
では、どのようにして別れたらいいだろう?
別れるときは、静かに疎遠になっていくのが一番だ。
はっきりと「別れよう」とは切り出さないで、のらりくらりと女性をかわしていく。
絶対にやってはいけないことは、その女性のプライドを傷つけることだ。
一番、賢明なのはセックスの回数はもちろん、デートの回数、電話やメールの回数を減らしていきながら、徐々に、少しずつ、女性との距離を離していこう。
それでも女性があなたに好意を強く抱き、関係を維持しようと積極的に働きかけてくる場合もあるだろう。
その執拗ぶりは、男性の想像をはるかに超える。
執拗に追いかけてくる女性の場合はとくに、交際を無理に断ち切ろうとしないこと。
このような女性を相手にするときは、「女性のほうから別れたいと思わせる理由」をそれとなく提示すると別れやすい。
「宗教をやっている」
「借金を抱えている」
「家族に大きな問題がある」
といった話をでっち上げたり、「ぞんざいで自分勝手なセックス」に終始するなどして、「女性から見限ってもらう」ように仕向けていこう。
交際にいたったら、3年程度はつき合ってみる
交際をしてみたものの、やはり「合わなかった」ということは往々にして起こりうる。
恋愛に多少の我慢は必要ではあるが、苦しんでまで続けることはない。
しかし男性は、どんなにひとりの女性に熱を上げたとしても「3カ月もすれば飽きてくる」生き物だということを忘れてはならない。
初回のデートでセックスまで持ち込み、なんとか交際にまで持ち込んだ。
でも、交際してみたら「自分には合わない」ことがわかって交際3カ月で別れることにした。
その後、次の女性との交際に移ったものの、やはり3カ月したら飽きてしまい、別れることにした。
そして次も3カ月で……、
と「つき合う→別れる」というサイクルを繰り返している男性もいる。
「男性は、3カ月で女性に飽きてくる」ことがわかっていれば、その時点で別れを決めるのではなくて、「しばらく維持してみる」のも賢明な選択ではないだろうか。
えてして「隣の芝は青く見える」のだが、実際に隣の芝生に行ってみても、やはりすぐに飽きてしまうものなのだ。
だったら、「とりあえずつき合いを継続させてみる」ことこそ、経済的にも肉体的にももっとも効率がよいことなのかもしれない。
なので、女性との相性に疑問を感じ始めたら、「別れる」と即断するのではなく「とりあえず3年くらいはつき合ってみる」という選択も同時に考慮してみてはどうだろう。
「人間関係の難しさ」を理由に会社を辞める人は多い。
しかし、人間関係でトラブルを抱えた人は、新しい会社に移っても、再び人間関係の悩みを抱えてしまうものだ。
恋愛もそれに似ている。
飽きてくると、「あっちの女性のほうがいい」と思いがちだが、「あっちも、こっちも大差ない」場合が多いのだ。
大差がないのなら、とりあえず走り続けてみてはいかがだろう。
女性にフラれたら、潔くあきらめる
自分は好きなのに、女性からフラれてしまう場合がある。
「釣った魚に餌を与えなかった」からかもしれないし、あなた以上に「もっといい餌を与えてくれる男性」が出現したのかもしれない。
女性から別れを告げられたり、連絡が途絶えがちになってあきらかに「自分のことを敬遠している」と感じたなら、関係修復は不可能だ。
よりが戻ることはない。
潔くあきらめて、次の女性へ眼を向けるほうが得策だ。
「人探し」をテーマにしたテレビ番組を見ていると、男性がカメラに向かって(元)奥さんに呼びかけるシーンを目にすることがある。
涙ながらに「反省している」「もう一度やり直したい」「これまでの生活をあらためて心を入れ替える」と訴えかけるのだが、「女々しいだけ」であり、「女々しい男だからこそ、捨てられた」のだ。
女性はときとして、倫理以上に、「感情」を大切にするときがある。
「好きなものは、好き」「嫌いなものは嫌い」という感情に沿って動くことこそ、「正しい」と思っているのだ。
したがって、どんなにあなたが説得したところで、女性の心を動かすことはできない。
結論も覆されることはない。
感情で動く人間に、論理的な説得は無意味だからだ。
女性は男性と異なり、基本的に、「本命はひとり」だけと考えている。
本命の彼氏と会えないときに別の男性と「遊ぶ」ことはあったとしても、あくまでも「遊び」の範疇であり、「本命はひとり」なのだ。
複数の男性と「すべて本命。どの男性とも同じようにつき合う」といった考えはない。
女性があなたとの恋愛を終わらせ、他の男性へ移ろうとしているとしたら、「本命があなたから別の男性へ移った」ことであり、あなたが再び本命に返り咲くことはないだろう。
フラれてしまったら、「なぜフラれたのか」、その原因を振り返り、改善し、さらに魅力的な男性となって、新たな恋を始めるようにしよう。
【要点】モテる男の恋愛を継続させるノウハウ、精算するノウハウ
●一度セックスしたからといって、すぐに気を緩めないこと。「自分に向けられた好意」をさらに大きく育んでいくためには「釣った魚に餌を与える」ことが重要である。
●女性の恋愛感情のスイッチを入れることに成功したからといっても、「あなたのすべてを受てくれるもの」と錯覚してはならない。
●女性と一緒にいるときには、他の女性が登場する話題は慎み、「女性は世界でキミひとりだけ」という姿勢を見せ続けなければならない。
●あなたが「この女性と恋人同士になりたい」と思っても、「告白」はしないほうがいい。
●交際してからも、2人の関係のメンテナンスは怠らず、「全力で自分の力を発揮していく」ことが大切。
●別れるときは、「別れ話」を切り出さず、静かに疎遠になっていく。執拗に追いかけてくる女性と別れるときは、「相手の女性から別れを切り出したくなる理由」を仕込む。