ファースト・メールを出すタイミング
出会い系サイトでは、「これならいける!」といった自信作のメール文を送っているのだが、かなか返信がつかないことがある。
これが5通、10通と続くと「どこが悪いのかわからない」と不安になってくるものだ。
ファースト・メールアタックは、基本的にはパーセンテージゲームなのだから、たまたま運悪く返信なし地獄にはまっているだけというケースも多い。
しかし、何事にもそれなりの原因といったものがあるものだ。
自信のあるメール文を10人ほどに送ってみたのだが、返事が1通も返ってこないということあった。
さっそく、メール文の最終稿を読み直してみたのだが、何回読んでも実によく練ってある模範的な文章だ。
これなら返信率は30%は期待できるはずなのに、全く返事がこないというのは、他に何か原因があるのではと思って、出会いの掲示板のURLと女性のHNのリストを調べなおしてみた。
するとそこから面白い事実が判明したのだ。
日曜日の深夜に10サイトの出会い系掲示板をまわって、それぞれのサイトで掲載女性1人ずつにファースト・メールを送っていた。
そして、メールを送った相手の女性の掲示内容を見てみると、全て掲載日が前日の土曜日と前々日の金曜日付け。
なるほどと思った。
やはり原因があったのだ。
一般的に出会いの掲示板に掲載された女性のもとには、掲載当日を含めて3日間は男性からのメールが殺到している。
しかも、金土日あたりともなるとハンパな数ではない。
ファースト・メールを送った時点では、女性は10人ともすでに大量のメールの嵐の直後で、きっとふーふー言っている最中だったのだろう。
要するにメールを出すタイミングがいかにも悪かったのだ。
ファースト・メールを出すタイミングには無頓着な方が多いのだが、返信率に与える影響はとても大きい。
どうせ出すなら、効果的なタイミングを選んで出したいものだ。
この「ファースト・メールを効果的に出すタイミング」には次の2タイプがある。
1 掲載直後のタイミング
女性が掲示板に掲示を出した当日中、それもできるだけ掲載時間の直後がベスト。
もっとも、なかなか狙ってというわけにもいかないので、出会いの掲示板を訪問したら掲載ホカホカのものをチェックしていればよいだろう。
ただし1日遅れると、メールの嵐に巻き込まれるのでご用心。
2 掲載後2週間以上過ぎたタイミング
出会いの掲示板では、女性のメッセージは掲載日順に並んでいるので、できるだけ古いメッセージを探して狙っていくのは意外に効果的。
毎日掲示板をチェックできない方は、むしろこちらの方が高返信率を期待できるのでお勧めだ。
これさえ守れば、返信率が一気に急上昇したのは言うまでもない。
自己紹介用のホームページは強い味方
「ファースト・メールを書く上で、一番大切なポイントは自己紹介の部分なのだが、いくらこの自己紹介をエレガントに書いたとしても、女性の方には「ほんとなのかしら?」といった不安がつきまとうものだ。
なんといっても電子メールは、ただの文字から成り立っているのだから、これは当然のことともいえる。
そこでお勧めなのが自己紹介用のSNSを持つこと。
Twitterやインスタグラムで自分のプロフィールを書いた上に、スマホで撮影したスナップ写真でも貼り付けておけば十分だ。
女性には「1000の文字より1枚の写真」の方がアピールするときもある。
こうした自己紹介用SNSがあれば、女性としては視覚的にあなたを確認することができるので、不安感はかなり減ることになる。
想像以上に簡単かつ効果的なので、できれば作っておきたいものだ。
ただし、こういったSNSは、あくまでも出会い系サイトのツールなのだから、間違っても本名やら電話番号やらを書き込まないように。
出会い系サイト専用の自己紹介ツールにしておこう。
返事がきた。さあ、ここから本番
単なるメル・フレと「キープ」の分かれ目
さてさて、ファースト・メールの成果はどうだろうか。
特別エレガントな文章でなくても、ここまで書いてきたことを素直に実践していただいていれば、45%前後のRES率で彼女からの返事をもらえているものと思う。
「ああやって、こうやれば、大体このくらいの返事はもらえるものなんだ」とわかっているだけでも、今までの「なんだか、メール出しても全然返事がこないなあ」というのとは大違い。
金曜日の夜にでもネットにアクセスして、出会いの掲示板を2、3時間見て回りメールを出す。
たとえ、それが30人くらいだとしても、平均すれば休日中に4、5人の女性からのメールを期待できるのだ。
「返事がこない恐怖症」や「返事なんかきやしない。思いこみ症候群」というものは、基本的な出会い系サイトのセオリーを知らないで、ただやみくもに、数人の女性にメールを出して結果が悪かったという経験から陥ってしまうもの。
非常にもったいない話だ。
実はこういった「恐怖症」や「思いこみ症候群」は、ファースト・メールの段階だけではなくて、次の段階にもいえている。
次の段階というのは、もちろんデート。
ファースト・メールを出した彼女から返事が届いてから始まるデートまでのアプローチの段階だ。
このデートを目指してメール交換を重ねる段階ではまりやすいのが自然消滅。
せっかく彼女から返事がきて喜んだのに、真面目な話題ばかりでメール交換が盛り上がらずに自然消滅になってしまうのだ。
そこで、「ネットではデートできない」という思いこみを持ってしまう人が出てくる。
これは、このメール交換を盛り上げるノウハウに無頓着なのが原因。
まずは、この「自然消滅」の原因からみていこう。
一般系の出会いの掲示板の女性には、初めは「いい人モード」で近づいていくのが定石だ。
だからメール交換も、当初は男も女もどろどろした部分は隠したものをやり取りしている。
しかし、いつまでたってもこんな内容のメールでは、お互い刺激不足ですぐに飽きてしまう。
仮にこれでお互い気が合ったとしても、アバンチュールの相手ではなくて、単なるメールフレンドだ。
これではちょっと思惑が違ってしまう。
こうなるとメール交換のペースがどちらからということもなく徐々に落ちていく。
これが「自然消滅」のパターンだ。
では「自然消滅」を避けるにはどうしたらよいのだろうか。
方法はただ一つ。「オンラインの関係」から「オフラインの関係」に、男性側がリードを取って進展させていくことだ。
このテクニックを持っていないと、せっかくネットで知り合えても、100%自然消滅になると思って欲しい。
しかし、一言で「対面デートに持ち込むテクニック」といっても、相手やシチュエーションによって、その具体的な方法は千差万別。
駆け出しネットナンパ師にはちょっと難しいところだ。