怖い現実がキミの股間に降りかかる!?
ネットを介して知らない人間とやりとりをする出会い系のナンパは、匿名性が守られると同時に、相手の素性も分からないことで危険に遭遇する可能性も否定できない。
さあ、この体験談から何を学ぶ!?
コミュニティサイト系被害の最悪版 美人局に遭遇した人
都内に住む31歳既婚男性のYさんは、見た目はサッパリとした好青年風で、一見するとコミュニティ系の遊びにハマッている雰囲気などまったく感じさせない。
だが実態はなかなかの鬼畜。
これまでにゲットしたオンナの総数は優に90人を超えるという。
2年前に結婚してからというものは、さすがに独身時代ほどの精力的な活動はできなくなっているが、それでも会社帰りなどに機会を見つけては、週に2回ほどPCMAXを利用しているという。
その日もYさんは、行きつけのPCMAXで張っていた。
「いくつですか~?」
「友だちと待ち合わせしてたんだけど、来れなくなっちゃったみたいで。ヒマしてるんで付き合ってくれませれまヒマしてるんで付き合ってくれませれまんか?」
よくあるセリフだが、今までYさんはこの手のセリフのオンナとは不思議と相性が良く、美味しい目を見ることが多かったという。
ひょっとするとその経験が、Yさんのカンを鈍らせたのかも知れない。
すべて終わった今、その時点で怪しかった点を見つけるとするなら、 いきなり
「結婚してるんだ?子どもはいるの?」
と矢継ぎ早に訊かれたことぐらいだろうか。
だがこの程度の会話は日常茶飯事。
美人局だと断定する材料になどなるわけがない。
待ち合わせに現れたオンナは極上のスト特上アイドル系
待ち合わせ場所のYさんに声を掛けてきたのは、身長165cmほどで、服の上からでも一見してスタイルバツグンだということが分かる、21歳の本田翼似。
スト特レベルのオンナだったそうだ。
それまでゲットしてきたオンナの中でも間違いなく3本の指には入る成果に、ベテランのYさんも少し興奮してしまったようだ。
いつもなら少し慎重に行動するYさんなのだが、この日は何かにつけて舞い上がってしまっている自分を感じたという。
軽くイタ飯をご馳走した後、雰囲気のいい行きつけのバーへ。
ほのかに酔いがまわって心地よさそうになっているオンナの状態を確認したYさんは、この時点で
「イケる!」
と確信したらしい。
店を出た後、腕を組んで歩きながらホテル街へと歩みを進める。ふとオンナの方から、
「私のマンションでしようよー」
と誘ってきたという。
すっかり警戒心を解いていたYさんには、もうこの時点でオンナを疑うという考えは、まったく思い浮かばなくなっていた。
オンナのマンションには見るからにソレ系の男が…
タクシーで移動した先は、池袋西ロの少し繁華街を離れた辺りだった。
街角にロシア系(?)のコールガールが立つ、少し怪しげな雰囲気の区画。そんな一角のマンションにふたりは入っていった。
周囲のこの雰囲気に、ようやく持ち前の慎重さを取り戻しかけていたYさんだったが、歩きながら組んだ腕を形のよいバストに押しつけられては、思い切って振り解くことなどできはしない。
結局オンナに導かれるまま、7階の1室に入って行ってしまった。
2Kの部屋は、意外にもガランとした雰囲気。あまり生活臭を感じさせない。
ましてやオンナのひとり暮らしにしては、物が少なく素っ気なさ過ぎる。
「なんか変だ?」
とYさんが不審に思いだしたそのとき、奥から男が現れた。
30代後半の一見してソレ系の男。
ガッチリとした体型で、胸板が厚い。
半袖から覗く二の腕には、赤いサソリが描かれていた。
腕力に自信のないYさんは、その時点ですべてを観念してしまったという。
結局Yさんは、持っていた財布の 中身、社員証のコピー、運転免許証のコピーなどをごっそり獲られてから解放されたという。
Yさんが罠にハマッた決め手は、妻子持ち、でしかも、一流企業の社員でもあったことのようだ。
守るものが大き過ぎて、自ら警察沙汰にすることができないであろう弱みにつけ込んだ手口。
Yさんはその後、出会い系サイトから足が遠のいてしまったのは言うまでもない。