タワーマンションを舞台にしたナンバー・キャバ嬢たちの死闘

キャバ嬢と付き合う

 

彩花
彩花

サラリーマンの平均月収を軽く凌駕する売れっ子キャバ嬢たちは、髪の毛の盛りを競うかのごとく、高層マンションの高いフロアに住むことが一種のステータスになっている。

 

キャバ嬢マンションは仁義なき抗争の最前線!

 

絵麗奈
絵麗奈

タワーマンションを舞台にしたナンバー嬢たちの死闘とは?

 

星亜
星亜

キャバ嬢同士の近所付き合いって、もー大変!

 

新宿・歌舞伎町からタクシーでワンメーター圏内にある、西新宿や大久保にそびえるタワーマンションには、7割の住人がキャバ嬢という物件までがある。

 

セキュリティーが万全で、ペットの預かりサービスも併設されており、有名店勤務であれば審査が通りやすいなど、キャバ嬢にとっては好都合なため、人気嬢たちがこぞって入居しているのだ。

 

しかし、歌舞伎町の有名店のナンバー嬢同士が、同じマンションに住むことは「地獄絵図」だと元ナンバー娘の美麗(23歳)は言う。

 

 

美麗
美麗

「16歳から年齢をゴマかしてキャバクラで働き始め、2年前に今の店でナンバー入りできるようになりました。それまでは東京・板橋の実家住まいだったんだけど、やっぱりナンバー嬢になったからには歌舞伎町の近くに住みたかったし、同じ歌舞伎町で働くホストの彼もできたから、いろんな店のナンバー嬢が住んでる有名なタワーマンションで同棲することにしたんです。入居してすぐのある日のこと、ベランダで布団を干してたら、隣のベランダに、なんとSって店の有名なナンバー嬢のAちゃんがいた! すっぴんだったけど、びっくしましたよ。幸い、そのとき、私もすっぴんだったから、向こうは私に気付かなかったみたい。それから、やっぱり同業者が多くて変なことできないな、と思いました」

 

美麗の住むタワーマンションも住人の7割がキャバ嬢やホストだったそうだ。

 

以降、彼女はホストの彼氏と同棲していることを住人たちに悟られないよう、細心の注意を払ったという。

 

 

美麗
美麗

「違う店とはいえ、ナンバークラス同士になれば、だいたいどこの店にどういう太い客がいるかは知ってるし、私とAちゃんも不動産系のグループがたぶん太客としてかぶってるんだよね。だから、ホストの件も、もしお客さんとかにバラされたら面倒だなと思って。彼氏とは帰宅時間を常にズラしてました。でも、あっちは私がキャバ嬢だって気づいてないらしく、毎晩、次から次へと男を連れ込んでる…。「枕がスゴい」っていう噂は、本当だったんだって(笑)、ある意味、尊敬しますよね」

毒入りペットフードでライバルのキャバ嬢の犬を殺す?

 

ところがある日、酔っぱらった彼氏を美麗が廊下で介抱しているところに、客を連れて帰ってきたAちゃんと鉢合わせになった。

 

とうとう隣に住んでいることがバレてしまったのだ。

 

それからAちゃんは、なんと美麗の太客の周辺人物に、ホストと同棲していることをバラし、ついに他店舗であるにもかかわらず、美麗の太客だった会社社長を指名替えさせてしまったのだ。

 

 

美麗
美麗

「マジでムカつきましたよ。速攻、引っ越しました。ただ気が済まなかったので、引っ越し当日にヤツの部屋の鍵穴にガッツリ接着剤を入れて、ウチのワンコのウンコを玄関先に置いておきました(笑)。引っ越してからも、アイツの枕ぶりを実名で掲示板に書き込みまくったり、彼女と同じ手口で、ヤツの太客周辺にある事ない事吹き込んだりしましたね」

 

 

壮絶で醜い女同士の戦いだが、「こんなことは日常茶飯事だ」と言うのは、多くのキャバ嬢マンションや寮を管理する不動産会社勤務のOさんだ。

 

 

男代表
男代表

「トラブルが多くて大変ですよ。若い社員は「キャバ嬢は怖い」ってすぐ辞めちゃうんですよね。ちょっと電灯が切れただけで、朝4時にガンガン電話をしてきたり、部屋が水浸しになったとクレームが来て駆けつけたら、部屋が汚すぎて下水溝がつまってただけだったり。隣同士のキャバ媛が包丁持ち出してケンカしたりなんていうシャレにならないことも多いですね。あと、嫌がらせもしょっちゅうです。内田裕也ではないですが、居住者本人が知らない間に玄関の鍵を変えたり、ターゲットのペットを殺すため、毒入りのペットフードを玄関先に置いてたり。「ホストの便器」とか「喘ぎ声がうるさい! 1発1万円の援交キャバ嬢死ね」なんていう紙が玄関に貼ってあったり…女はホント、恐ろしいですよ」

 

 

彩花
彩花

そんなマンション、絶対に住みたくない…。

 

 

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