キャバ嬢へのスキンシップ|しょせん本音は金、金、金、お金

キャバ嬢と付き合う

スキンシップはどこまで許される?

 

彩花
彩花

女の子が密着するように隣に座り、適度に酒が入ってくる。会話もはずんでいい気分になってくると、ついついスキンシップを求めたくなるものだ。

 

 

美麗
美麗

一般的なキャバクラでは、いわゆるお触りはNGと相場が決まっている。

 

だからといって少しくらい、もちろん程度によるが、触れたところで罰則のつくようなお咎めはないようだ。

 

星亜
星亜

事実、かなりきわどくスキンシップを取っている客を目撃することもある。

 

キャバクラ嬢は明らかに嫌悪を感じているにちがいないが。

まったくの新人はべつとして、ある程度キャリアがあって客あしらいのポイントを心得たキャバクラ嬢の場合、客の一方的なスキンシップ (セクハラ)に対してどんな考えを持ち、どんな対処法を取るのだろうか。

 

 

軽いタッチは容認しているけど露骨なのは退店処分に

軽いタッチは容認しているけど露骨なのは退店処分に

 

涼夏
涼夏

まずいっておくと、お触りするお客さんは100%嫌われます

 

彩花
彩花

それはしっかり肝に銘じておいたほうがいいですよ。

 

絵麗奈
絵麗奈

個人差はあるでしょうけど、ほんとうは手に触れられるのも嫌だって子が多いですね。

 

星亜
星亜

そうはいっても少しくらい触られて怒る子はいません。

 

美麗
美麗

仕事をはじめる時にそれなりの覚悟もしているし、店的には禁止しているけど、お客さんあっての商売だから、ある程度は我慢するようにと言われているし。

 

 

彩花
彩花

私の場合は、軽いタッチなら胸、お尻、太腿くらいは容認しちゃってます。

 

涼夏
涼夏

ただし流れのなかで、という条件付きです。

 

男代表
男代表

「バストはなにカップ? えっCカップ?もっとあるんじゃないのかな」

 

 

星亜
星亜

そんな話になって、どれどれみたいに軽く触られるのは、嫌にはちがいないけど、仕方ないなって感じです。

 

絵麗奈
絵麗奈

もっともこれを許しちゃうと、今度は「ウエストは?」「ヒップは?」となることを覚悟しないといけません。

 

彩花
彩花

お客さんというか、男の人の考えていることはわからないけど、そんなふうに軽くタッチするような人は、悪意がないんだと思うようにしています。

 

 

 

 

 

美麗
美麗

ただ、こんなお客さんの席には、たとえ指名であっても長くいません。

 

星亜
星亜

ボーイさんに合図してほかの席に行かせてもらいます。

 

涼夏
涼夏

もちろんまた戻りますが、せっかく指名料を払っているのに、ついている時間は少なくなります。

 

彩花
彩花

それにいくら誘われてもアフターはありません。

 

絵麗奈
絵麗奈

ほかにも触ってくるので避けていたら、財布から1,000円札を出して手に握らせたり、胸の谷間に突っ込んで

 

男代表
男代表

「これで触らせてくれ」

 

絵麗奈
絵麗奈

というお客さん。

 

彩花
彩花

まちがいなく嫌われますし、触らせません。

美麗
美麗

絶対に許せないのは、席に着いていきなり

 

男代表
男代表

「触らせろ!」

 

美麗
美麗

って、胸に手を突っ, 込んでくるような人。

 

星亜
星亜

いますよ、こういうタイプのお客さん。

涼夏
涼夏

とりあえずは「やめてくださーい」なんて言いながら逃げますが、これまでの経験からすれば、そんな人に限ってどんどんエスカレートするんです。

 

彩花
彩花

それでも続ける場合はボーイさんを呼んで注意してもらいますが、ボーイさんが言ってもきかないとなると、今度は店長に登場してもらいます。

 

 

絵麗奈
絵麗奈

最悪は即刻退店ですよ。

 

星亜
星亜

そして出入り禁止、つまり二度とお店には入れません。

 

 

キャバ嬢の本音 キャバ嬢になる目的はしょせん金、金、金

キャバ嬢の本音 キャバ嬢になる目的はしょせん金、金、金

 

彩花
彩花

「絵麗奈ちゃんはなんでキャバクラに勤めることになったの?」

絵麗奈
絵麗奈

「やっぱりお金。それ以外ってあるのかな」

 

星亜
星亜

「就職難だしね。まともな仕事でそうは稼げないでしょ」

 

涼夏
涼夏

「それをさ、なんだかんだって理由をつける子っているでしょ」

 

彩花
彩花

「社会勉強のために覗いてみたかったとか」

美麗
美麗

「そんなのはウソだよね。お客さんに言うならそれはいいんだけど、女の子どうしで堂々とそうやって言ってのける子っている」

 

 

星亜
星亜

「お客さんにだってそんなこと言っても通用しないよ。キャバクラの女の子はお金を稼ぐためにやってるって思ってるよ」

 

絵麗奈
絵麗奈

「でもさ、社会勉強にはなるよね」

 

彩花
彩花

「確かにネ。同い年くらいの男から、父親より年上の男まで、いろんな男の人と話せるからね。キャバクラはじめてから、男の見方が変わったもん。ところで、お客のタイプっていくつかあるよね」

 

涼夏
涼夏

「あるね。いちばん多いのは下ネタオンパレードのヤツと、やたらチョーマジでお説教たれるヤッ」

 

星亜
星亜

「そういうのはなんとかなるけど、どうしようもないのが、入店してから帰るまでほとんど一言もしゃべらないヤツ。けっこう若い二十代の人に 多いのよね。女の子と会話したことがないとか。だったら来なきゃいいと思うけど、女の子の話を聞きたいから来るんだって」

 

美麗
美麗

「そういう人にくらべたら、下ネタはぜんぜんOK。というより楽だもん、下の話は。カマトトぶって、時々ヤダーとかウッソーとか言ってればいいしね。たまにノッて来るとエスカレートしてきて、太腿や胸にタッチしてくるヤツもいるけど、それくらいは許せるでしょ」

 

彩花
彩花

「私もずいぶん勉強させてもらった。女どうし、お店の子たちと飲みに行って話してる内容のほうがよっぽどすごいのにね」

 

 

 

 

 

絵麗奈
絵麗奈

「男のほうが単純。でもさ、さっき言った無口な客なんだけど、こいつ週に二回必ず来て指名するんだけど、某国立大学の研究室にいるってことが最近わかったの。DNAの研究してるんだって」

 

星亜
星亜

「それって不気味じゃない?」

 

涼夏
涼夏

「タバコの吸殻とかこっそり持って帰られて、唾液からいろいろ調べられてたりして……」

 

彩花
彩花

「いまごろ瞬華ちゃんのクローンができてたり」

 

美麗
美麗

「ヤダーツ、もう接客できない」

 

星亜
星亜

「で、その人にアフターに誘われたり、エッチ誘われたりしないの?」

 

絵麗奈
絵麗奈

「うん、いまのところまったく」

 

彩花
彩花

「目的はなんだろうね。もしも誘われたらどうする?」

 

涼夏
涼夏

「……雰囲気的にはちょっと気持ち悪いけど、いま空家だしね。絶対的に美形じゃないけど、タイプじゃないこともないかな。それに、頭いいのは確かじゃない? 年収だってきっとそこそこだろうし。そういう意味では条件をある程度クリアしてるかな」

 

 

星亜
星亜

「だったらこっちから誘っちゃえば?」

 

美麗
美麗

「いざとなったら、急に口が軽くなったりして。それに案外いい仕事するかもよ。私だったら怖いもの見たさで、すぐにヤッちゃう」

 

彩花
彩花

「何事もやってみなければわからないし」

 

 

 

絵麗奈
絵麗奈

「やっぱり、暗い人より明るくて適度にエッチな人がいい」

 

星亜
星亜

「お金があって、若くてね」

 

涼夏
涼夏

「それは理想的過ぎる。そんなお客さんはまず来ないじゃない。うちの店長なんて最初の面接の時に、うちの店は客筋がいいからなんて言ってたから期待してたんだけど、とんでもないもん」

 

彩花
彩花

「商売上、誰にでも笑顔を振りまくのは基本だけど、いくらお金払って来てくれているんだと思っても、なんでこいつにっていうこともあるしね」

 

美麗
美麗

「まあ、さっきの嫌な客の話に戻っちゃうけど、オヤジくらいの年の人で、さんざんまともな仕事をしなきゃだめだってお説教タレておいて、お酒がすすんでくるとどんなタイプの男が好きなんだとか、俺みたいなタイプはどうだとか言いはじめて、じゃあ俺と付き合えなんて。最初の説教はなんだったんだよって突っ込み入れたくなっちゃう」

 

 

星亜
星亜

「結局はみんなそこへ行っちゃうよね。反対に、ああ素敵な人だなって思うお客さんもいるでしょ」

 

絵麗奈
絵麗奈

「いる。だけどそんなお客さんに限って二度と来ないし、営業の電話しても素っ気なかったりするんだよね」

 

 

キャバ嬢の本音 キャバ嬢がもらってうれしいプレゼントはなに?

キャバ嬢の本音 キャバ嬢がもらってうれしいプレゼントはなに?

 

彩花
彩花

「やっぱりさ、お店に来た時に、ギラギラしてないっていうか、スマートな感じの人がいいよね。フリーで入ってついて、すぐに場内入れてくれて、ふつうのなんでもない、たとえばファッションや旅行の話をして、一時間半くらいいて、じゃあね、なんて言って帰って行く人がいたら、かっこいいなって思っちゃう」

 

 

美麗
美麗

「そんな人、いるの?」

 

星亜
星亜

「いない」

 

涼夏
涼夏

「でしょ。いてもウソじゃないかなって思う。カッコつけてるだけだろって」

 

彩花
彩花

「カッコつけないヤツも多いけど、変にカッコつけるヤツがいるじゃない。たとえばさ、頼みもしないのにやたらプレゼントを持ってくるお客さん。なんとかモノで釣ろうと思ってるんだろうけど、的が見事に外れちゃってるって感じ」

 

 

 

 

絵麗奈
絵麗奈

「プレゼントで言えば、これまでにどんなプレゼントされたことがある?」

 

星亜
星亜

「高価なものだとヴィトンのエピ」

 

美麗
美麗

「奮発したね。十万円以上するでしょ。エッチ換算すれば何回分?」

 

彩花
彩花

「そうそう。買ってくれるお客さんはきっちりそうやってエッチの回数に換算しているもんね」

 

涼夏
涼夏

「ところがさ、一緒にお店に行って買ってもらったんじゃなくて、同伴した時にもらったの。それで、お金がなかったから、質屋へ売りに行ったのね」

 

 

星亜
星亜

「さすが、キャバクラ嬢の王道!」

 

絵麗奈
絵麗奈

「ところが見事な偽物でさ。その辺の露天で外人が売ってるやつ。質屋で大恥かいちゃった。質屋のオヤジも意地悪で、お姉さん、これでいくら欲しいの?なんて聞くから、三万円くらいって言ったら、800円だって。最初からそう言ってよ」

 

彩花
彩花

「それはお客の王道! よくあることだけど、失礼だよね」

 

美麗
美麗

「ブランド物とか、ちょっとした高価なものを買ってもらうのは、かならず一緒にお店に行かないとね。それと、同じ物をちがうお客さんにも買ってもらうこと」

 

星亜
星亜

それは絶対必要なこと。やっぱり最後は現金じゃない。でもお客さんも私たちキャバクラ嬢も、現金をあげたりもらったりっていうことに、多少の違和感があるっていうか、やっぱり現ナマは露骨すぎるから、暗黙のうちに品物ってことになる。

 

涼夏
涼夏

最後にはそれをお金にするわけだけど、やっぱり売ったとはいえないからね。

彩花
彩花

だから同じ物をもうひとつ、ちがうお客さんに買ってもらって、ひとつを売る。そうすれば同伴とかアフターする時にも、大事に使ってまーすって言えるしね

 

絵麗奈
絵麗奈

「いくら高価な物でも、重いものはいや。指輪だとかネックレスだとかそういうのをプレゼントしたがる人もいるでしょ」

 

星亜
星亜

「あとは旅行。いろんなところに誘われない? 温泉、スキーから、海外は韓国、ハワイ、アメリカ西海岸まで」

 

涼夏
涼夏

「旅行には行きたいけど、それってズバリだもんね。エッチ付き」

 

 

 

彩花
彩花

「この人ならエッチ付きでもいいかなって人もいるけど、まずお店を休めないから、旅行に誘われてもね」

 

美麗
美麗

「変なプレゼントで言えば、ピンクローターをくれた人がいた」

 

星亜
星亜

「私も。バイブもらったよ」

 

絵麗奈
絵麗奈

「うんうん。ゴルフコンペの景品だって言ってなかった?」

 

彩花
彩花

「その通り!」

 

涼夏
涼夏

「やっぱりね。ほんとうに景品であるみたいよ。私なんて四本あるもん。みんなお客さんのゴルフの景品」

 

 

 

<執筆ライター さまとしキャバクラ探偵団長>

 

 

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