キャバ嬢は、こわいキャバクラにいる

キャバ嬢と付き合う

 

星亜
星亜

風俗と掛け持ちキャバ嬢が増殖中!

 

絵麗奈
絵麗奈

ヤリたい憧れのキャバ嬢にはすでに値段、がついている!

 

本番OK

景気回復の兆しがなかなか見えないキャバクラ業界。

風営法の取り締まり強化の影響もあり、24時で閉店するお店も少なくない。

そんななか、キャバクラの給科だけでは生活できずに風俗と掛け持ちするキャバ嬢も増えている。

 

男代表
男代表

「最初、自分の指名していたコが風俗嬢もやっているって知ったときはビックリしました」

 

と話すのは、歌舞伎町のキャバクラ「I」に通っていたFさん(48歳)だ。

 

男代表
男代表

「その店でユカリちゃん(23歳)を何回か指名し、アフターにも誘っていたんですけど、ずっと断られていた。でも、ある日「現役キャバ嬢が多数在籍!」って書いてある風俗のホームページを見ていたら、ユカリちゃんにそっくりなコが掲載されていて、実際に行ってみたんです。で、「初めまして~」って入ってきたのが、どう見ても彼女本人。最初は彼女もシラを切ってたんですけど、最後は「お店には、絶対言わないで。バレたらクビになっちゃうから」って泣き出しちゃったんですよ。どうやら借金が300万円もあって、昼間に風俗で働かないと返せないとか。まあ、カネを払ってヤレるコなら、もうキャバで指名する気にはなれませんね」

 

キャバクラにそんな「隠密風俗嬢」が増える一方、開き直り、自らのカラダを新たな営業手口に使っている嬢もいる。

キャバクラと風俗を掛け持ちして1年になるチカ(21歳)は、店バレも気にせず、風俗嬢であることを客に公言しているという。

 

れいにゃ
れいにゃ

「私、見た目がロリ顔だから、アキバ系の人にモテるんだよね。ああいう人たちって、内気な人が多いでしょ。それを逆に利用して、「実は借金があって…風俗もやってるんだ。え~ん」って泣きつくの。

すると、「僕にもできることがあるなら、協力するよ」って言ってくれる。

で、アフター代わりに風俗店に来てもらって、2時間コース(3万円)を希望。

「こんなことさせて、ごめんなさい」とか適当に言って泣いてると、何もしなくても許してくれる。キモいからヤラないにこしたことはないしね。でも、可哀相だから、添い寝くらいはしてあげる。

あと、キャバで好みのタイプのお客さんからアフターに誘われたら、フツーにヤリます。もちろん、風俗店に来てもらってですけど(笑)」

 

そこまで簡単に風俗店へと引き込めるなら、個人的に、援助してもらったほうが割がよさそうなものだが……。

 

 

れいにゃ
れいにゃ

「個人で援交みたいなことをしてたら、道具をいっぱい出されてレイプされそうになったコもいたし。

私の客はストーカーみたいなヤバい人が多いから、援助だとトラブルになる可能性が高い。

お金のやりとりも面倒だし、念のためって感じかな。風俗店にいれば、客とトラブルになっても、ケツ持ってくれるから安心」

 

もはや彼女にとって風俗は一安心できるバイトという名の本業なのかもしれない。

 

過激な、ススキノシステムが関東圏にも?

 

彩花
彩花

北海道のススキノ界隈では、キャバクラと風俗のシステムが合わさった通称「スーパーハード」と呼ばれるお店がある。

 

セクキャバとは違い、「本番アリ」というのがウリ。

「キャバ嬢と本番」という夢のようなシステムが、実は関東圏にもすでに上陸しているという。

そのシステムを採用しているという千葉県某所にあるキャバクラ「C」の店長・K氏(58歳)は・・。

 

男代表
男代表

「表向きは普通のキャバクラ。

でも、5回以上通ってくれた常連さんにだけオススメする裏メニューがある。

それは通常

のキャバクラ料金に、プラス1万5000円で性感ヘルスコース、2万5000円で大人のお付き合いコース(本番アリ)というもの。

これは、あくまでも裏メニュー。

常連客しか味わえないサービスですね。

女のコは普通のキャバクラとして面接を受けに来ますし、裏メニューも強制ではない。

でも、裏メニューは70%を女のコにバックするんで、ほぼ全員OKですね。

「風俗がイヤでキャバ嬢してます」なんて女の建て前。

カラダを売るきっかけさえ作ってあげればいい。ウチはノルマが厳しいですから、自然と、裏メニューに手を出さざるを得なくなるんです」

 

 

星亜
星亜

あなたが通い詰め、大金を注ぎ込んでいるキャバ嬢も、実はキャバクラ2回分ぐらいでヤレる価格設定が存在するのかも。

 

 

精神安定剤から淫薬まで……客に惚れ薬、を5万円で販売。荒稼ぎする売人キャバ嬢の実態

 

ドラッグ

不規則な夜型の生活や、水商売ならではのドロ臭い人間関係。

さまざまなことがストレスの原因となるキャバ嬢たち。

情緒不安定やうつ病に陥り、処方系◯ラッグ中毒になってしまうコが後を絶たない。

さらに、症状が重度になると、処方された薬だけでは効かなくなり、覚醒作用のある合法◯ラックを併用するコもいるそうだ。

神奈川県川崎市にあるキャバクラ「F」で働いていたユキ (25歳)もまた、「テンションが上がってお酒が飲めるようになる」との理由から、精神安定剤と合法◯ラックを服用している。

 

美麗
美麗

「最近のメンヘラキャバ嬢の間では、処方系◯ラッグの服用は当たり前。そういうキャバ嬢が集まる掲示板があって、ナチュラルハイになれるいい◯ラッグの組み合わせを情報交換しているんだよ。みんな、待機所とかで物々交換するときもあるくらい」

 

ナチュラルハイな◯ラッグキャバ嬢には、共通の特徴がある。

 

絵麗奈
絵麗奈

「これをやると、カラダが熱くなって、喉が渇いてしょうがない。だから、お酒を飲むスピードが異様に早くて量もおかしいぐらい飲めちゃう。私の知り合いで、自分の誕生日にいろんなお酒をちゃんぼんして飲んだコがいたんだけど、客の前で、急に奇声を発して泡吹いて失神しちゃって……。そのまま病院に運ばれたんだよね。まあ、そこまでいかなくても、ハイテンションで底ナシのキャバ嬢は、絶対◯スリ喰ってる。客からすれば「酒が強くて、ノリがイイ子だな」ぐらいにしか見えないと思うけど」

 

また、熊本県では「狙った女の飲み物に、数滴たらせば絶対ヤレる」という合法◯ラックの淫薬(惚れ薬)が、一時期流行ったという話がある。

◯ラッグと聞くと、背中に絵が描いてあるコワ~い人たちが関わっていると想像しがちだが、この淫薬を売りさばいていたのは県内有数の人気キャバクラ「M」で働くキャバ嬢・マミコ(25歳)だった。

そんな「M」でマミコと同時期に働いていたというキャバ嬢・カオリ(23歳)は。

 

彩花
彩花

「マミコは人目を気にしてたけど、接客中でもガンガン売っていた。私も何度か勧められたもん。彼女の話だと、その淫薬はブラジルでは超有名で、日本では未発売。それを友達経由で仕入れてるって言ってた。もともと、ホスト連中を相手に1本2万円で商売していたんだけど、「とにかく効き目がハンパない」「1滴でやや濡れ、2適でズブ濡れ、3滴で潮を吹く」っていう噂が広まって。その噂を聞きつけて、クスリ目当ての客が押し寄せるようになったんだよ」

淫薬を特典付きで販売して荒稼ぎ

 

さらに、マミコは淫薬と一緒に、ある特典を付け、1本5万円で売りさばいていたという。

 

その特典とは、いったい……?

 

涼夏
涼夏

「彼女はキャバ歴が長いから、熊本のキャバ情報に超詳しくて。お股のユルいキャバ嬢の情報も知っていた。その情報を特典に付けていたの。淫薬とヤレるキャバ嬢情報をセットで5万円。私も男だったら、買っていたかも(笑)。一応、誰かの紹介と身分確認ができないと買えないって感じにしてたけど、それでも1日10人は売ってたから、1か月の売り上げが1500万円ぐらいあったと思う。バカみたいに儲けていたよ。ベンツとか乗り回してたし」(前出・カオリ)

 

その後、マサコは個人で売買するリスクを考え、店と提携して淫薬を売るという新ビジネスも始めた。

 

 

涼夏
涼夏

「別の店に移ってからは店と提携して、堂々と店内で売れるようにした。マージンは抜かれるけど、ケツ持ちもいるから売人としては安心だって言ってたね。聞いた話だと、店の裏メニューとして常連さんに「これで今日はキメちゃってください」って動めるんだとか。たとえば、女のコが辞めそうになると、そのコを指名している客全人に淫薬を売りつけたりする。で、彼女のドリンクに入れ続けて、◯ラックセックス中毒にさせるの。そのコが店に残って枕要員にな てくれてもいいし、辞めちゃっても、淫薬で儲けられる。どっちに転んでも、店としてはおいしいよね」(前出・カオリ)

自ら◯ラックに手を出し、堕ちていくキャバ嬢もいれば、本人も知らない間に◯ラック中毒にさせられているキャバ嬢もいる。キャバ嬢と◯ラックは切っても切り離せない関係なのかもしれない。

 

 

「アフターにペットショップ」は気をつけろ!

 

客にペットを買わせて即返品。店と共謀して稼ぐキャバ嬢

アフター詐欺

キャバ嬢が店をはねた後にショッピングに行く場所と言えば、深夜営業のディスカウントショップかベットショップ。

そんなペットショップを利用して、アフター詐欺をしているキャバクラ嬢がいる。

この詐欺行為をしているのがキャバクラ「L」に勤めるレミ(24歳)。

今回、彼女の悪質な手口について、同店で働くリカ(21歳)が証言した。

 

星亜
星亜

「アイツは自分の指名客に、まず「昔飼っていたチワワの話」をきり出す。「お父さんが家を出て行って蒸発しちゃってから、お母さんと私を、ルパ(チフワの名)が見守ってくれてたの。でも、中学生のときに死んじゃって…。私が上京してからは、お母さんは独りぼっち。 お母さんに仕送りはしているけど、いつかチワワをプレゼントしてあげたいんだよね。それで、チワワ貯金しているの」と情感たっぷりに聞かせ、それとなく通帳を見せるのよ」

 

通帳には、チワワ貯金が月々3000円ずつ積み立てられていて、合計はまだ3万円程度。

しかし、その心の込もった積み立てぶりに心を整みにそれ、騙される客が後を絶たない。

 

 

星亜
星亜

「男って本当にバカですよね。でも、レミは自分から「買ってほしい」とは絶対に言わない。その流れでアフターに誘われると、レミは知人が経営するペットショップに連れて行くんです。で、チワワを触りながら、親しげに「また会いに来たよ~」とか言って。するとスタッフが、このチワワは売れない売れ残り。もう別の業者に引き渡すんです」と、アフター中の客に聞こえるように言う。そうなったら、大抵の客は「じゃあ買ってあげる」って言っちゃうんだとか。チワワって30万円くらいはするでしょ?もちろん、翌日にはチワフを店に送す。店もグルだから、8掛けで買い取ってくれるみたい。レミって、犬アレルギーで犬嫌いなんですよ(笑)」(リカ)

 

以前であれば、客に同じ種類の高級ブランドバッグを買わせ、ひとつを残してすべて質屋へ流してお金に変えるというのがキャバ嬢の定番錬金術だった。

だが、その常套手段は広く知られてしまい、「バッグをなかなかおねだりできない」という現状がある。

その代役となったのが、ペットというわけだ。

 

星亜
星亜

「バッグやアクセをおねだりすると、「どうせ質屋に入れるんだろ?」って言われて、即却下。でも、まさかチワワを8掛けで返品しているとは誰も思いませんよね?」(リカ)

 

 

さらに巧妙化なアフター詐欺の手口

 

この巧妙なペットを利用したアフター詐欺手口は、キャバ嬢の間で人気を獲得しつつある。

アパレルメーカーで働く会社員Bさん(25歳)も、被害者の一人だ。

彼は3ヶ月かけて通い詰めたキャバクラ「C」で、お気に入りのキャバ嬢・スズカ (23歳)とやっとアフターまで漕ぎ着け、意気揚々と夜の街に繰り出した。

 

男代表
男代表

「彼女がずっと欲しがっていたトイプードルの子犬を見にペットショップに行ったんです。50万円もするので、さすがに躊躇していたら「お誕生日だからお願い!」って。前々から欲しがっていたのはわかっていたので、「犬を見に家へ行ってもいいなら」という条件で、子犬を買ったんです。その後「あの犬、元気?」「今度見に行ってもいい?」と何度も聞いても、「ごめん、妹がずっと泊まってて」の一点張り。未だに写メでしか見せてもらえない」(Bさん)

 

とはいえ、すでに50万円を注ぎ込んでしまったBさんも、後には引けない。

ある日のアフター終わり、半ば強引に家まで送っていき、「今日こそ、犬を見せろ!」と問い詰めた。

 

男代表
男代表

「すると、観念した彼女はマンションのエントランスまでという条件で、トイプードルを見せてくれたのですが、どう見てもサイズが大き過ぎる。買って1か月なのに、子犬のあどけなさがまったくないというか……。「トイプードルは成長が早いの」と彼女は言うけれど、色も顔もなんとなく違う。不信に思ってキャバ仲間に聞くと、スズカに犬を買ったことがある客が、あと二人いることが判明。彼女はトイプードルをすでに飼っていて、結託しているペットッショップで客に買わせては返品を繰り返していたみたいです」

 

まさに、高額ブランド品と同じ手法。

歴史は繰り返すとは、このことである。

 

 

警察が突然、家にやってくる?アフターでクラブは要注意!

 

涼夏
涼夏

ジャンキーキャバ嬢の誘いにのってはいけない。

薬物疑惑

ジャンキーキャバ嬢たちの活動は、いまだに噂に絶えることがない。

なまじ酒の強いキャバ嬢は、酒の勢いだけではテンションを上げられなくなってくるため、徐々に強力な◯ラッグにハマっていくという。

酒の飲めないキャバ嬢も、仕事中のストレスを発散させようと睡眠薬や抗うつ剤、果ては違法薬物に手を出すようになるのだとか。

 

男代表
男代表

「一番多いのは◯ャブですね。◯ャブを媒介にして、客を引っ張ってるコは、だいたいどこの店にも一人や二人はいるでしょう。ほかにも、イマドキ珍しいなと思うのが◯ンナージャンキー。田舎から出て来た暴走族上がりのコに多いですね。うちの店にはボンド中毒今のコもいますよ(笑)。つねにアロンアルファを持ち歩いてるから臭いし、歯がボロボロですね」

 

そう語るのは、神戸のキャバクラで店長を務めるN氏だ。

一方、「MDMAやケタミン、LSDなどケミカル系のジャンキーキャバ嬢は、アフターでトランスやサイケのクラブに行きたがるコが多く、そこで問題が起こるんです」と言う。

 

 

男代表
男代表

「神戸や大阪のキャバクラには、九州や四国から出て来たコが多いんですけど、彼女たちって酒豪が多いんですよ。店で客とベロベロになるまで飲んでもまだ飲み足りないらしく、もっとハジけて遊びたいから、閉店後にロッカールームでタマ(MDMA)を仕込んで、クラブに繰り出すんです。客もアフターに行きたいし、ラリってればヤレるかも、って計算が働くから、朝まで付き合う客もけっこういるみたいなんです。でも、娘に連れていかれた客が、一緒になってドラッグをキメて、ぶっ倒れてしまって財布を抜かれたみたいな話も聞きますし、気の毒だなと思いますよ。最近はクラブの摘発も多くて、つい先月もうちの嬢とお客さんが一緒に摘発現場にいたらしく、昼頃まで事情聴取されてましたね」

 

クラブに行こうとしたら、職質をされた!

 

事情聴取だけならまだマシかもしれない。

キャバ嬢とクラブに行ったせいで、とんでもない目に遭ったというのは、38歳の会社員Uさんだ。

 

男代表
男代表

「僕も学生の頃はよくクラブで朝まで踊ってたので、アフターでクラブに行くのが好きなんですよ。男だけで行ってもつまらないし、女友達も同世代のコはみんなクラブは卒業しちゃってますしね。キャバクラ行って、嬢たちを引き連れていくのは楽しいですよ。汗だくになって朝まで一緒に踊ってると、若返った気になれる。アフターって寿司とか焼肉とか、オッサン臭いじゃないですか。なんか下心も見え見えだし」

 

店でクラブ好きをアピールすれば、キャバ嬢のほうから誘われることも多いとか。

そんなUさんが事件に巻き込まれたのは、昨年末のことだった。

 

 

男代表
男代表

「深夜2時くらいだったかな。店が終わってキャバ嬢3人連れて都内某所のクラブに行こうとしたら、クラブの数十メートル手前で職質に遭った。俺は持ってなかったけど、3人の嬢のうち、一人がMDMAたくさん持ってて。全員、警察署に連れていかれて、別々に取り調べを受けました。で、朝方には一旦、帰されたんです」

 

その後、Uさんは3人と連絡が取れなくなり、所持していたコは勾留が続いて起訴されたことを風の噂で知ったという。

 

男代表
男代表

「2週間経って、いきなり家宅捜索ですよ。どうやら捕まったコが、「あいつの家にたくさんドラッグがあった」って言ったらしい。刑事4人が令状持ってやってきて。私物をいっぱい持っていかれた。結局、何も出ず、警察は平謝りでしたが、サイアクですよ」

 

クラブに行って、薬をキメた嬢と朝まで踊ればセックスできるかも……と皮算用する人は、シャレにならないリスクがあることを肝に銘じておくべきだ。

 

キャバ嬢は客のクレジットカードを観察してる!

 

客のVIPカードで、堂々とホスト豪遊する嬢!

社会的信用

キャバクラでクレジットカードを使いたくない人は多いだろう。

店にもよるが、キャバクラではカード利用手数料として、5~20%が代金に加算されてしまうからだ。

10%だとしても2万円なら2000円もの手数料がかかってしまう。

ちなみに、こうした行為は加盟カード会社との契約違反にあたり、建前上、発覚すれば加盟店契約を打ち切られてしまう。

しかし、店側にも事情がある。

 

男代表
男代表

「キャバクラのような水商売の店はカード会社の加盟店になりにくい。だから代理店を通すのですが、するとカード会社と代理店の2か所に手数料を払う必要がある。しかもキャストへの日払い給料は現金で支給するのに、代理店からカード払い分の代金が振り込まれるのは1~2か月後。キャッシュフローがめちゃくちゃになるんです。カード払いの客が増えると自転車操業に陥ってしまうので、多めの手数料を取って、カード払いの客をなるべく排除したいという思いがある」(渋谷のキャバクラオーナー・Y氏)

キャバクラには他の飲食店にはないクレジットカードとの付き合い方があるようだが、働いているキャバ嬢たちにとってもカードは特別な存在だ。

キャバクラで代金を払うとき、キャバ嬢は目をそらすフリをするのがマナー。

しかし、実際は財布を凝視している。

新宿・歌舞伎町の人気店で働くクルミ(23歳)が話す。

 

彩花
彩花

「必ずカードの種類をチェックします。その人の社会的信用度がわかるから。たまにいるんだけど、レンタルビデオ店や量販店なんかのショップのクレジットカードを使っている人。学生か!って突っみたくなる。あと多重債務者でも作れちゃう信販系や流通系のカードもアウト。信用できないでしょ。持っててほしいのは、やっぱり航空会社系か銀行系、ダイナースとアメックスかな。このあたりのプラチナ以上のカードを持っている人は、それだけで好感度アップ。特にダイナースは大手企業の社員で課長以上じゃないと持てないらしいから、一発で社会的立場のある人だってわかる」

 

恐るべき「愛人カード」の結末

 

カード1枚でキャバ嬢の態度も変わるのだから、VIPなカードを持っている人ならアピールしたくもなるもの。

だが、中には調子に乗り過ぎて痛い目に遭うケースもあるようだ。

クルミが続ける。

 

彩花
彩花

「自慢気にダイナースのブラックカードを見せてくる人がいて、アフターに行くと必ず「ヤラせてくれ」って迫ってくる。嫌だったけど、ブラックカードが脳裏にチラついて..…。「サブカードを渡してくれるなら」、という条件でエッチしました。たまにキャバ嬢に「愛人カード」として自分のサブカードを渡してくる客がいるけど、たいていのキャバ嬢が怖気付いて辞退する。でも、私はカラダを犠牲にしたからカードぐらいイイかなって。客からは一応、月80万円までっていうケチな条件を付けられたけど、彼に請求書が届くのは1か月後だから(笑)。使いまくってやろうと思った」

 

クルミは身の丈に合わないセレブなカードを持ち歩き、豪遊の限りを尽くしたという。

しかし、男性名義のカードを女性のクルミが使っても問題なかったのだろうか。

 

彩花
彩花

「ハイブランドで買い物したけど、何も言われなかったよ。サインもテキトー (笑)。ホストクラブで散財してやったわ。「このカードは上限額ないぞー!」とか叫びながらシャンパンをガンガン飲んじゃった。そのホストクラブは明細には「ダイニングバー」って表記されるから客にもバレない。カードで彼氏の誕生日プレゼントも買ったし、結局1か月で200万ぐらい使った」
客との約束をはるかに超えた金額だが、クルミは責められない自信があった。
「奥さんや子供もいる人だったから、もしカネ返せ!なんて言われても「不倫関係バラすよ」って言えば大丈夫かなって。結局、ネチネチ怒られたけど、エッチさせてあげたら許してくれた(笑)。 「200万円だから、あと30回はヤラせろ」だって。私は一回7万円の女ってことみたい (笑)。バカじゃね」

 

 

美麗
美麗

カードを自慢したい気持ちはわかるが、キャバ嬢に愛人カードを渡すのは危険極まりない行為と言わざるをえない。

 

 

体験入店キャバ嬢の目的は、客引きやスカウト行為だった!

 

客もライバル店も油断させる伝家の宝刀!

スパイ潜入

その店で働けるかどうかを見極めるため、見習いキャバ嬢として接客する体験入店というシステム。

日払いで1万円はもらえるため、割のいいバイトとしてさまざまな店で体験入店を繰り返す「体入荒らし」と呼ばれるキャバ嬢も中にはいるが、このシステムをさらに悪用するコワ~いキャバ嬢もいる。

スポーツジムに勤めるFさんは、錦糸町のキャバクラ「K」で被害に遭った。

 

男代表
男代表

「黒髪で清純派のヒナちゃん(21歳)というコを「本日、体験入店のコです」と紹介されました。よく気が利くし、話もスゴく合ったんですけど、別れ際に「この店で働くかどうか迷ってるんだよね。ノルマも厳しいし、新人に対する先輩たちの嫌がらせも多そう。だから、たぶん今日だけかなぁ。せっかく会えたのに、なんか残念だね」なんて言われて」

 

別れを惜しむヒナと、何とかもう一度会いたいと思ったFさんは電話番号を交換。

後日、「別の店に体入して、そこで働くことになった」との連絡を受け、改めてヒナのもとに向かったという。

 

男代表
男代表

「てっきりキャバクラと思って行ったんですけど、路地裏にひっそりと佇むその店は、まるで場末のスナックのような雰囲気でした。ヒナちゃんが「ありがとう。今日はサービスするね!」って言うんで、頼んでもないフードやドリンクが次々運ばれてきても、当然タダだと思ってました。いざ、お会計と伝票を見たら2時間で18万円!そのとき、初めてボッタクられたと気がつきました.…」

 

新しい店に馴染めない体験入店のキャバ嬢を装い、油断させる。

それこそ、ぼったくりスナックの巧妙な客引きだったのである。

 

体入専門キャバ嬢の正体

また、関東のキャバクラ「Z」には、他店への体験入店を専門にしているスパイのようなキャバ嬢がいるという。

いったい、彼女の目的は何なのか?

以前、「Z」に勤めていたリノ(27歳)は。

 

星亜
星亜

「私は週5で働いていたのですが、フミ(25歳)とは2週間に1度ぐらいしか会わなかったんですね。でも、彼女が出勤した日は必ず見た目ランクの高い新人の女のコが3~4人いて。それを不思議に思って、店長と飲みに行ったときにそれとなく聞いてみたんです。店長は「絶対にココだけの話だからな」と言って、その内情を教えてくれたのですが……。フミは他店に体入を装って潜入し、すでに指名客がいる売れっ子キャバ嬢をスカウトしてたんです」

 

手口は、体入、ということで何も知らないフリをして、同僚キャバ嬢に接近。

お店が終わってから飲みに行き、「あなたなら倍は稼げる。一緒に働こうよ」と勧誘するのだとか。

中には、その場で移籍金を10万円ほど掴ませたりもするそう。

彼女には、スカウトしてきたキャバ嬢の売り上げ10%がスカウトパックとして給料に上乗せで支払われていたそうだ。

同業者によるスカウト行為はご法度。

だが「体入キャバ嬢」がまさかスカウトマンとは、店側も思わない。

また、フミは顔バレのリスクをなくすため、潜入するのは新規参入のキャバクラ店のみ。

もちろん、同じ街にある店は外す。

そこで、「ナンバー3以下」をスカウトするとか。

さらに、スパイキャバ嬢にはもうひとつの目的がある。

 

 

星亜
星亜

「一時期すごく人気になったキャバクラミシュランみたいなサイトがあって、そこには店の給料システムや人間相関図、指名客の情報など、すべてこと細かく書かれていました。「ケイコとスミレは風紀して1年目」とか「清純派に見えるT店のルカは、借金を返すために枕営業がメイン」など。店名も個人名も、すべて実名で内容もかなりエグかった。こないだなんて「あの”P”の店長は覚せい剤の売人。在籍しているコに売りさばいている」っていうタレコミが書いてあって。案の定、そのお店にガサが入って、見事に潰れましたよ。でも、なぜかうちの系列店のことだけは一切書かれていないんです。実はこれ、フミが体入で仕入れたリアルなネタを、全部書き込んいたんですよ」

店で「今日初めてなんで、いろいろ教えてください」と甘えてくる「体入キャバ嬢」の本当の目的は、別にあるのかもしれない。

 

「勃起力、私で試して」と誘って客を落とす!

 

直球の色恋でマルチ商法に勧誘する悪徳キャバ嬢!

マルチ商法

OLから風俗嬢、さらには雑誌モデルや公務員に至るまで、昼間は全く別の顔を持つ「兼業キャバ嬢」は少なくない。

しかし、大阪・ミナミのキャバクラで働くSさん(28歳)の元同僚・Hは、キャバ嬢であることを最大限に利用し、ある副業で大きな成功を収めていたという。

 

涼夏
涼夏

「Hは私とほぼ同時期に入店したんですが、特に美人でもなく、トーク術も普通。しかも20代後半ということもあって、とても人気が出るタイプのコではありませんでした。ところが、彼女はたびたび海外旅行に出かけたり、100万円以上するエルメスのバーキンを購入したりとかなり羽振りが良かった。はじめはパトロンでもいるのかなと思ったんですが、そんな様子もない。店のスタッフから聞いたところ、実は彼女、お店の嬢や客を相手にしたマルチビジネスでがっぽり儲けていたんです」

毎晩、不特定多数の人間と接するキャバ嬢は、マルチ商法の勧誘活動には確かにもってこいだろう。

Hはまず、同僚であるキャバ嬢たちに勧誘の手を広げたという。

 

涼夏
涼夏

「彼女が売っていたのは、健康にいいというザクロジュース。1日コップ2杯ずつを飲み続けなければ効果がないという謳い文句で、 1か月分2万円もするシロモノだった。でも、例えば私が誰かに勧誘して子会員にすれば、子会員の購入代金の半分が私の懐に入るということでした。ほとんどのキャバ嬢はお金に目がないので、「楽して儲かるビジネスがあるよ」と言えば興味を持つコは多かったんでしょう。とくに中卒、高卒のキャバ嬢には効果てきめんだったようです。店には30人のキャバ嬢が在籍していたんですが、7人が彼女の子会員になっていましたね」

 

こうして、マルチ商法キャバ、と化したその店で、Hとその子会員たちは、毎晩やって来る客たちを待ち構え、次々にカモにしていったのだという。

 

 

涼夏
涼夏

「さすがに接客中に勧誘するとマズいので、彼女たちは自分が付いた客を誰彼かまわずアフターに誘い、そこで勧誘活動をしていました。勧誘されたお客が私に愚痴っていたんですが、彼女たちのうち誰かがアフターの約束を取り付けると、そこに複数の子会員たちが合流するそうです。客を取り囲んで商品の素晴らしさを熱く語り、洗脳する。殺し文句は「健康な体になると、勃起力と持久力も格段にアップする。半年飲んだら私で試していいよ」だったとか。
こうしてHは、うちの店のお客だけで、100人以上から契約を獲得してた。そのマルチの会社では、Hは優秀会員としてたびたび表彰され、何もしないでも月に300万円が懐に入る「プラチナ会員」とかいう立場になっていたそうです」

 

別のマルチグループに移籍して抗争に

ところが、彼女たちの勧誘活動はお店にバレ、Hと子会員は全員、クビになったという。

契約したものの、「勃起力を試す」という約束が反故にされた客からのクレームが殺到したことが原因だった。

しかし、彼女たちは、この禁断の副業に味をしめてしまったようで、Hは現在はミナミからキタに移り、キャバクラで勧誘の魔の手を広げ続けているようだ。

 

涼夏
涼夏

「噂によると、子会員たちもそれぞれ別の店に移ってマルチ勧誘を続けているみたいなんです。

Hはマルチの勧誘をやるためにキャバ嬢になったみたいで、私がいた店で会う前は、別の店でも同じことをしてたらしい。

で、店側にバレると新店に移るというのを繰り返し、遊牧民みたいなことを続けていた。

最近聞いた噂では、Hの子会員のうちの何人かは別のマルチ商法グループに移籍して、お互いの客を取り合ったりして、ミナミやキタの街でバチバチの勧誘争いを演じているらしい。

朝5時、Hが路上で殴り合いをしていたのも目撃されてます。

でも、やっぱりHの勧誘力は群を抜いていて、今在籍している店では店長すら子会員に取り込んでいて、営業中の店內でも堂々と勧誘活動をやっているとか」

 

 

キャバクラ業界で密かに進行するマルチ商法汚染。お金を払ってわざわざ勧誘されに行くとしたら、まさに「飛んで火に入る夏の虫」である……。

 

プライベートなデートのはずが、請求金額は50万円!同伴恐喝キャバ嬢

 

休日偽装

 

彩花
彩花

キャバ嬢からの「お願い」にはすべて裏があると思ったほうがいい。

そのお願いを軽い気持ちで聞いたため、「痛い目に遭った」と体験談を明かしてくれたのは会社員のKさん(58歳)だ。

 

 

男代表
男代表

「マリー(31歳)という赤羽のキャバ嬢で、気さくでドリンクもねだらない、明るいいいコでした。3か月間指名し続けたある日、「今日は休みだから食事でもしない」とラインで連絡がきたんです。プライベートで会おうなんて、初めてだから「キャバ嬢と本気で付き合えるかも!」と思って舞い上がり、その日は気合いを入れて仕事も早く終わらせました」

 

Kさんは仕事終わりに待ち合わせし、オシャレな個室居酒屋で楽しいひとときを過ごした。

はたから見れば、普通のカップルーーのはずだった。

だが、彼女のひと言がKさんを現実に連れ戻してしまう。

 

男代表
男代表

「彼女の携帯が鳴り、店から呼び出しがかかったんです。何でも休みを違いしていて、本当は出勤日だったとか。「無断欠勤で3万円の罰金になっちゃうから、同伴してほしいの」と涙ながらに懇願してきた。この瞬間、ヤラれたと思いました。キャバ嬢の巧妙な手口だな、と。百歩譲って本当に彼女の勘違いであっても、許せなかったので、彼女を置いて帰りましたよ」

 

帰宅途中、何度か彼女から電話が入ったが、怒ったKさんはそれらを一切無視し、「2度とお店に行ってやるものか」と心に決めていた。

だが、これだけでは終わらなかった。

その日の深夜、店からKさんに一本の電話が入った。

相手は、マリコの店の担当マネジャーからだった。

 

男代表
男代表

「「同伴の約束を無視して帰るなんてルール違反だ」とスゴまれました。もちろん約束はしていないので、彼女が店に「同伴だったんです」とウソの説明をしたんでしょう。さらに、営業に支障をきたした分の損害賠償と、女のコの心を傷つけた慰謝料として、50万円を請求されたんです」

 

その後、毎日のように催促の電話やライン攻撃に、「会社にも連絡を入れる」と言われ、ノイローゼ気味に。

 

もはや「50万円でこの苦痛から解放されるなら」と、全額支払ったという。

 

キャバクラは詐欺師のカモだらけ

この同伴恐喝はかなり悪質だが、決して珍しいケースではない。

キャバ嬢歴7年のアキナ(25歳)が話す。

 

星亜
星亜

「気の弱そうな客を恐喝するコは意外と多い。同伴やアフターで手を握らせたりカラダを触らせておいて、セクハラやレイプされかけたとでっち上げて客を追い込む。さらに、店から圧力をかけてもらうんだけど、このとき金額を欲張ると警察に駆け込まれてしまう可能性もある。だから、相手の懐事情を考えたギリギリの金額を請求するんだよ」

 

相手の年収などを把握するキャバ嬢だからこそ、同伴恐喝の成功率はかなり高い。

だが、この手口をあみ出したのは、実はキャバ嬢ではない。

裏で手引きしているのは、ヤミ金や振り込め詐欺などで儲けられなくなった犯罪者集団だ。

お店とも結託し、キャバ嬢を恐喝の手駒にしているというわけだ。

詐欺集団のリーダー格で、恐喝手引きも行う0氏が話す。

 

 

男代表
男代表

「人間は騙す側と騙される側に分かれる。一生自分のモノにならないとわかりながらキャバ嬢に熱を上げる客は明らかに後者。狙われても仕方がないんだよ。ただ、オレらから見ればキャバ嬢もカモだけどね。オチで主人公が必ず自殺するケータイ小説に涙し、ホストに貢ぐようなバカなヤツらだから、騙しやすい。キャバクラ業界にいる連中ってのは、オレら詐欺師からすればカモだらけ。うまくキャバ嬢をたぶらかし、さらにその客からカネを搾取する。振り込め詐欺で稼げなくなった今、これがオレらのメインの仕事になりつつあるよ」

 

なかには、組織的な詐欺行為に走るキャバ嬢もいるとか。

 

夜の街で働くかぎり、さまざまな人間が身近に巣食うのはたしか。

 

キャバ嬢が悪知恵を吹き込まれ、バカな客をカモにする可能性は常にあるのである。

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