キャバ嬢の指名替えが刃傷沙汰に発展!
これはホントにあった実話です
指名替えされたキャバ嬢が怒ってアイスピックで斬りつける大騒動に
キャバ嬢同士がいさかいを起こす理由として、最も多いのが「お金」と「男」だ。
その中でも、多くのキャバクラ愛好家やキャバ嬢たちが壮絶な争いを体験、もしくは目撃したとして語るのが「指名替え」にまつわるトラブルである。
そもそも、キャバ嬢の給料形態は時給+歩合。
この歩合は指名客の使った金額の何%かがキャバ嬢の取り分になるわけだが、その割合はキャバ嬢のランクで決められる。
数10〜100人超の指名客を抱えるナンバークラスともなれば、数十%の売り上げバックが店からもらえ、人気があればあるほど店側は引き止め工作として、この売り上げバックの割合を増やしていくというわけだ。
最近は、時給さえもらえればいいと営業もせず、指名を取ろうともしない万年ヘルプ体質のキャバ嬢が増えているが、ヤル気のない嬢に店も上客を回したりはしない。
そのため、稼げるキャバ嬢と稼げないキャバ嬢の二極化は年々広がっている。
この不況下でも、月収300万円をアベレージで稼ぐ大阪・ミナミのナンバーワンキャバ嬢・星亜(23歳)は給与明細を見ながら、給与の内訳を解説してくれた。
「今月は700万円を売り上げた。そのうち、ウチへのバックが460万円。あと今月は指名賞と同伴賞、場内賞がそれぞれ90万づつボーナスで付いた。まあ、時給も入れて今月は600万円だね。定期的に来店して、指名してくれる太客の顔が月末には札束に見えるときがあるよ(笑)」
ある程度の指名客を得られれば、歩合制の収入も安定する。
指名客の存在はキャバ嬢にとって、生命線とも言える。
キャバクラでの「指名替え」が禁止事項ではないにしろ、マナー違反と言われるのは、気軽な気持ちでつい別のコを試したくなって「指名替え」――。
そんな心情は、ときに狂気じみた悲劇をもたらすことがある。
指名替えされたキャバ嬢が発狂!
「最近のキャバ嬢には攻撃的なコが増えていてコワいです」
そう嘆くのは、キャバ歴35年という筋金入りのキャバ愛好家・K氏(57歳)だ。
週に3~4日 歓楽街をパトロールと称して、キャバクラをはしご。
地元のキャバクラでは有名な太客で、各店舗にお気に入りの指名嬢がいたのだが……。
絵里奈(21歳)っていうコを、3年くらい指名してあげていたんですよ。彼女に800万円は注ぎ込んだかな。で、ある日同伴の約束をしていたので、仕事を早く切り上げて待ち合わせ場所に行ったんですが、すっぽかされて。
あまりにムカついたので、その日はわざとその店に飲みに行って、新人キャバ嬢に指名替えしてやったんです。そしたら、遅れて出勤してきた彼女が
「スマホをタクシーに忘れて、連絡が取れなかったの」
と弁解。でもオレは黒服から、絵里奈は寝坊したから遅刻する、という連絡を聞いていたので、そう伝えると、突然
「このアマぁ~!」
と言いながら発狂。なぜか怒りは僕に向かわず、新人キャバ嬢に向かって
「この泥棒猫が!」
と叫び、いきなり蹴りを入れて、アイスピックで新人のコに斬りかかったんです
店内はキャバ嬢たちの悲鳴と、絵里奈を必死に制止するスタッフの怒号が飛び交い、一時騒然に。
切られた新人キャバ嬢の腕からは血が出たものの傷は浅く、興奮する絵里奈もスタッフが取り押さえ、大惨事には至らなかったという。
ただ、その後も絵里奈は号泣しながら、足にすがりついて
「お願いします。何でもしますから許してください。Kさんがいないと私、死んじゃう」
って。
髪を振り乱して懇願するんですが、もうドン引きですよね。アイスピックで斬りつけるキャバ嬢を指名するわけないじゃないですか(笑)。振り切って帰ろうとすると、僕の足にしつこくしがみついてくる。床を引きずられながら、パンツ丸出しで追いすがる様は、醜過ぎて、今でも夢に見ます
後日、黒服から、絵里奈は脂肪吸引の手術代300万円が未払いで風俗に堕ちたと聞き、K氏は納得したという。
キャバ嬢にとって、指名は命。
それを肝に銘じて、指名替えは行うべきだろう。