キャバ嬢の必須アイテムと言われているのが、ヌーブラ、 黒目が大きくなるカラコン (カラーコンタクト)、つけま (つけ睫毛) という。
三種の盛り神器だ。
20代なのに体中シミだらけ。老化が高速進行中な理由
特に露出の激しいドレスに身を包むキャバ嬢にとって、ブラジャーが見えてしまう心配がなく、キレイに谷間を盛れるヌーブラの登場は画期的で、日本上陸以降、 キャバ嬢たちがディスカウントショップなどでこぞって大量買いするようになった。
しかし、ヌーブラに潜む危険性を指摘するのは、池袋のキャバクラでナンバー嬢として活躍する彩花(25歳)だ。
「3年間、ほぼ毎日ヌーブラをつけていたら、おっぱいの側面にヌーブラのシミができてしまったんです。エッチしたお客さんに言われて初めて気がついて……。最初はカブれたのかなって思って放置してたんだけど、どんどんシミが黒くなってきて、裸になってもヌーブラつけてるみたいになってる(笑)」
自嘲気味に彼女は語るが、スレンダーな体に、Eカップの巨乳という魅力的なボディをしているだけに、本人にとってはショックなのだろう。
彩花は続ける。
「うちの店はショータイムもあるので、激しいダンスでどんなに汗をかいても、ズレずに谷間を保持してくれるヌーブラは欠かせない。キャストのほぼ全員がヌーブラを使ってるんですが、2年以上在籍してる子の胸には、みんな私と同じシミがありました。皮膚科に相談に行くと「シリコンに含まれる化学物質が、肌に沈着しているのでは。着用するのをやめなさい」と言われた。でも谷間は命だし、便利なので使わないわけにはいかない。私たちにとっては、ヌーブラやめるか、キャバ嬢辞めるかっていうくらい深刻な問題。美白美容液を毎日塗っても、効果は今のところないですね……」
ヌーブラは今のところ、蓄積された使用データはない。
日に日に濃くなるシミに苦悩しつつもヌーブラを手放せないキャバ嬢たち。
しかし他のキャバ嬢にも話を聞くと、製品の問題もさることながら、使用方法や衛生管理にも問題がある可能性が出てきた。
「今つけてるヌーブラも2~3日つけっぱだから、外すとすっぱい匂いしちゃうんだよね。シミができるんですか? でも私の場合、背中のシミがひどいんですよ。ヤバくないですかぁ?」
つけ睫毛の接着剤とマスカラが目の裏に溜り……
10代後半は日焼けサロンで過ごしたといっても過言ではないほど、肌を焼きまくっていた元ギャルのキャバ嬢・美麗(34歳)の背中には、老人のように大きなシミが広がっていた。
今でこそ日サロで焼くことはないが、3~4日風呂に入らない、ついつい路上に座ってしまうなど、ギャルの習性は抜け切らない。
「今、35歳前後のキャバ嬢って、元ギャル世代だから昔は黒かったってコが多いんだよね。うちの店には元マンバ (ヤマンバギャル)もいるけど、だいたいシミだらけ。危ないくらい肌を痛めつけてたから、老化が激しいんだって。ぶっちゃけ、20代のお母さんのほうが肌がキレイなんだよね(苦笑)」
女子高生ブーム、ギャルブームと若いうちにもてはやされ、渋谷に溜り続けた代償が、体中にできたシミなのだ。
それでも、生活習慣はなかなか改善されず、不潔であることにも何の疑問も抱いていない様子。
「この前、起きたら目が開かなくて何だろうと思って眼科に行ったら、ずっとカラコン入れっぱで、目に何とかっていうバイ菌が超繁殖してますって怒られた。あとちょっとで失明だったらしい。つけまの接着剤やマスカラが目の内側に溜まってたらしく、目の裏側からデカい目ヤニみたいなのが出た(笑)。少し前はクラミジアになって性病科行ったときも清潔にしろって怒られたなぁ。酒の飲み過ぎと野菜食べないから、ウチら、免疫力も低いらしいんですよ」
が若いうちから乱れたきった生活を続けている元ギャルキャバ嬢たちの寿命は、長くはないだろう。
しかし、不潔極まりない美麗のようなキャバ嬢も、店ではナンバー嬢で、キャバクラ情報サイトで披露するグラビアが常に人気ランキングの上位になるというから、キレイな花には毒があるということか。