キャバクラの猛者たち成功例を語る3選 勇気だけが性交のはじまり

キャバ嬢と付き合う

「するなら、今夜がイイ…」失恋記念日の夜の出来事。

 

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岡本郁夫 (仮名) 39才 イベントプランナー

 

仲間の送別会があり、その三次会で行きつけの店へ。

 

そこはキャバクラというより、学生アルバイトが多い店なんだけれど、業界人も多く来るところ。

 

その夜もゲーム系の雑誌編集者がたむろしていた。

 

僕が行くといつも決まったコがついてくれる。

 

名前は由紀。

 

某有名私立大学の2年生。

 

ところが、その日、由紀チャンは元気がなくてゼンゼンも盛り上がらない。

 

話を聞くと、今日失恋したばかりだという。

 

「じゃ、失恋記念日に、新しい彼氏として立候補するよ。今度、思いきり熱いSEXをしてあげるから、それで忘れなよ」と僕。

 

それが、その夜のうちに実現したのだ。

 

そのきっかけは、なに気ない抱擁だった。

 

僕がトイレに立って用を済ませて出てくると、いつものように彼女がドアの外でおしぼりを手に待っていた。

 

トイレの前には観葉植物と高めのパーテーションが置いてあり、店内からちょっと死角になっている。

 

おしぼりで手を拭いた後、僕は半分冗談で由紀チャンの肩に手をかけた。

 

すると、彼女は身体を反転させて僕のほうに身をあずけてきたのだ。

 

「するなら、今夜がイイ…」目の前に朱色の震える唇があった。

 

僕は思わず、やさしく接吻をした。

 

ほんの一瞬だが、舌が絡みあった。

 

席に戻っても、彼女の眼差しは熱かった。

 

彼女の悲しみにつけ込んでいいものか。

 

僕はちょっと考えながらも期待に胸をふくらませた。

 

ほかのコに気づかれないようにカラオケを歌い、さり気ない態度をとりながら、僕はひたすら閉店を待った。

 

外で待っていると由紀チャンが身をすくめながら、一歩づつ確かめるように僕のほうに歩いてきた。

 

僕はその肩を抱きかかえ、猥雑な人の流れに紛れ、宵闇に消えた。

 

 

 

ライバルが多いことに腰を引けていた僕がつかんだ幸運

 

 

岡田重治 (仮名) 29才 大手家電メーカー勤務

 

ターゲットは、憧れの悠紀。

 

白石麻衣と齋藤飛鳥を足して2で割ったような美人。

 

セクシーなんだけど、どことなく清楚なイメージ。

 

当然のようにライバル多し。

 

指名しても、僕が帰るまで席についていたことは、ほとんどない。

 

そんな僕に、幸運が訪れたのは、悠紀を指名しはじめて3ヶ月ほど過ぎた頃のこと。

 

その日、僕が店に着いたのは、閉店まで1時間ほどしかない時間。

 

しかも金曜日で、それなりに混雑していた。

 

「ご指名は悠紀ちゃんですよね」と黒服がわざとらしく確認をした後、「今日は遅いのね」と彼女が登場。

 

「いつもキレイだね。モテモテなんだろ」とオチャラケたひと言。

 

「実はね、今夜、約束があったの。それが、さっきドタキャンの電話。もう…。向こうから言ってきたくせに」と彼女。

 

「じゃあ、今夜は俺とつき合う?」の誘いに「そうしよっかな。ふたりきりで飲みに行ったことないし」。

 

僕はすかさず席を立ち、3年前から通っている行きつけのカウンターバーに予約の電話を入れた。

 

ふたりでカウンターに座っていると、意外にも「こういうお店は来る機会がなくて。なんだか大人って感じでステキね」と悠紀。

 

僕は2年物のアイリッシュウィスキーのオンザロック、彼女はマスターお薦めのカクテルをオーダーした。

 

バーに入って2時間、僕らは出会ってはじめてお互いの趣味や価値観について真剣に語りあった。

 

そして、酔いも十分にまわり会話が途切れはじめたた頃、僕は意を決して悠紀の耳元で囁いた。

 

「ずっと前から好きだった」と。

 

「やっと、言ってくれたね。いつもふざけてばかりで…」。

 

そのとき、僕ははじめて気がついた。彼女も僕のことを気に入ってたことを。

 

 

 

インターネットで出会い、携帯の留守電にOKのメッセージが

 

末島左千夫 (仮名)  30才 自営業

ネットサーフィンをしていて迷い込んだのが、そのキャバクラのホームページだった。

 

美樹を知ったのは、パソコンの画面が先だった。

 

1週間後、僕は美樹を前に飲んでいた。

 

「キミのこと知ってるよ。趣味は写真。血液型はB。出身は北海道」と切り出した僕に、「どこかであったっけ?」。

 

美樹が不思議がった。

 

しばらくして、「もしかして、インターネット?」と叫んだ。

 

そんなきっかけで、僕と彼女は急接近した。

 

5回くらい通った後に、はじめてのアフター。

 

そのときは、友達の涼ちゃんもいっしょだった。

 

3回目のアフターはふたりきり。

 

軽く食事をした後にタクシーで近くまで送ることになった。

 

「運転手さん、ここで」彼女が指示をした。

 

車が停止し美樹が降りようとする。

 

そのとき、僕は彼女の腕をつかみ、ちょっと強引に振り向かせ告白した。

 

「好きだ。キミの部屋に行きたい」と。

 

驚いた美樹の表情が、僕の瞼に焼きついた。

 

「困るわ。なによ、いきなり」返事はNO。

 

美樹は急ぎ足で部屋がある路地の方向に姿を消した。

 

完全な作戦ミスとバカな衝動に、しばし呆然。

 

気まずい雰囲気を遮るようにタクシーのドアが閉まった。

 

次の日、教えてあった携帯の留守電にメッセージがあった。

 

それは「昨日はゴメンね。突然で、ビックリしたの。でも、うれしかった」というものだった。

 

僕からも、彼女の携帯電話に連絡をいれ、衝動的な行動をとったことをひたすら謝った。

 

と、同時に、自分が本気であることを一生懸命に言葉を選ばずに必死で伝えた。

 

3日後、美樹が休みの日、お台場でデートし夜景を眺めながらの食事。

 

その後、その日、彼女は僕の思いに身体で応えてくれた。

 

はじめて抱いた、美樹の身体は想像以上にしなやかだった。

 

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