[char no=1 char=”まきか”]プレゼントでいちばん多いのは花だよね。[/char]
[char no=2 char=”るみい”]時計とかアクセサリーも多い。[/char]
[char no=1 char=”まきか”]でも、たまにハンカチとかくれる人もいる。
もらって困るものじゃないんだけど、誕生日とか、一年に一度のイベントなのにハンカチってどうなの?って感じ。[/char]
[char no=2 char=”るみい”]「何がいい?」
って聞かれて、一応
「何もいらないですよ」
って答えるんだけど、それがハンカチだったり。[/char]
[char no=1 char=”まきか”]ハンカチをくれるなら、あと少しだけ奮発して花を贈ってほしい![/char]
[char no=2 char=”るみい”]そうそう。
誕生日にお店に飾られた花の多さで人気の高さがわかるから。
たくさん花を出してもらうと優越感にひたれる。[/char]
[char no=1 char=”まきか”]それから、シャンパンを入れてもらって…。
キャバクラ嬢は見栄っ張りな子が多いから。
ドンペリ入ると店長とか喜ぶし。[/char]
[char no=2 char=”るみい”]結局、店長だけがホクホクなのがわかっていても、店長が喜ぶことがうれしかったりするんだよね。
目立っておいて、お店の評価につなげる。[/char]
[char no=1 char=”まきか”]プライドもあるし、お店の評価は常に気にしていないと。[/char]
[char no=2 char=”るみい”]だけど、一年に誕生日が3回くらいある子もいるよね(笑)。[/char]
[char no=1 char=”まきか”]いろいろ言い過ぎて、誰にいつなんて言ったのかわからなくなったり…(笑)[/char]
プレゼントの王道。 誕生日には花+ドンペリで
プレゼントで一番多いのは花。
もらってうれしいプレゼントも花。
誕生日に何を贈ればいいのか迷っているなら、とりあえず花を贈っておこう。
特に、誕生日はキャバ嬢にとっても大切な日。
なぜなら、店に飾られた花の数でその人気がはかれるから。
店いっぱいに飾られた花はキャバ嬢のプライドを満足させるだけでなく、店の評価にもつながる。
ここはお気に入りの子のために、ケチケチしないで男らしいところをアピールしておこう。
もちろん、余裕があればドンペリを。
個人気のキャバ嬢は普段から贈り物も多い。
時計やアクセサリー、バッグなど売るほど持っているものなのだ。
そんな中で、他の客に差をつけるのは至難の業。
よほど相手のことをリサーチしてから贈るものを選ばないと、表面的には喜んでもらえても、 売られてしまったり、どこへしまったかわからなくなるのがオチである。
慣れないうちは、必ず喜んでもらえるプレゼントをするに限る。
[char no=1 char=”まきか”]花や時計をもらうことが多いけど、ブランドのバッグもたくさんもらう。[/char]
[char no=2 char=”るみい”]自分の好き嫌いもあるんだけど、ヴィトンとか、人気のあるブランドのほうがいいよね。[/char]
[char no=1 char=”まきか”]お金が有り余っているお客さんに
「なんでもいいから欲しいものを言ってみろ」
って言われると、とりあえず
「時計ください」
って言っておく。[/char]
[char no=2 char=”るみい”]でも、ロレックスの裏に自分の名前やイニシャルが彫ってあったり…。
彫るなよ、って思う(笑)。[/char]
[char no=1 char=”まきか”]そうそう、自分の名前ならまだいいけと、相手(お客)の名前だと…。[/char]
[char no=2 char=”るみい”]お客さんの中に、すごくお金を持っている人が何人もいる場合は、みんなに同じ値段の同じブランド品を頼む。
それでお店に出るときはひとつだけして、残りは質屋に即売りで使わないの。
それがいちばんお金になるし。[/char]
[char no=1 char=”まきか”]ありがちだよね。常套手段。[/char]
[char no=2 char=”るみい”]だけど、ホストみたいに家とか車とかもらうことはあまりないかな。[/char]
[char no=1 char=”まきか”]もらったとしても、キャバクラ嬢の場合は新車じゃないよね。
お客さんが乗り疲れた車とか。たまにお店っていうのもある。[/char]
[char no=2 char=”るみい”]本当に欲しいものはなかなか言えないよね。[/char]
お金が一番? ブランド品を贈るときには気をつけろ
いずれにしても、女の子の好みを無視したプレゼントはそれだけで価値が下がる。
時計もイニシャルを彫ってあったりするものは、キャバ嬢にとって迷惑以外の何ものでもない。
というのも、不要なバッグやアクセサリーは即、換金されるからだ。
余計な小細工が施されているといろいろと困るのだ。
なけなしのお金をつぎ込んでプレゼントしたものが即質屋行き…
では贈ったほうも辛いだろうが、キャバ嬢はなかなか合理的である。
不要なものをお金に換えることは、あたりまえのことらしい。
そりゃそうだ。
客以外の何者でもない男からもらった気に入らないアクセサリーや、すでにいくつも持っているバッグを手元に置いておけば場所を取るだけ。
使わないものは、変幻自在のお金に換えてしまうという発想は当然のことである。
贈る前にはリサーチが欠かせないが、聞いたところで、はじめっから換金目的という場合もなきにしもあらず。
好みを聞き出すのもデキる男のテクニックだ。